グローリー、2Qは減収も原価率の改善により増益 通期の販売源と投資による減益予想は変わらず

2019年11月11日に行われた、グローリー株式会社2020年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:グローリー株式会社 経営戦略本部 コーポーレートコミュニケーション部長 熊谷定子 氏

連結業績概要 前年同期比

熊谷定子氏:熊谷です。それではご説明させていただきます。

まず、当第2四半期累計期間の連結業績は減収増益となりました。売上高につきましては、1,085億500万円となり、前年同期に比べ1.0パーセント減少しました。営業利益につきましては、90億1,800万円となり、前年同期に比べ28.6パーセント増加しました。

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経常利益につきましては、83億1,600万円となり、前年同期に比べ20.3パーセント増加し、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前年同期に比べ27.1パーセント増加いたしました。またEBITDAにつきましては、19.6パーセント増加しました。

営業利益 増減要因

次に、営業利益の増減要因についてご説明します。当第2四半期累計期間の主な増益要因といたしましては、原価率の改善による効果が32億6,800万円ありました。一方、減益要因といたしましては、売上高の減少による影響が4億100万円、販管費の増加による影響が8億5,900万円ありました。

この結果、当第2四半期累計期間の営業利益は、前年同期と比べ20億700万円の増益となりました。

セグメント別売上高・営業利益

続きまして、セグメント別の売上高・営業利益をご説明いたします。売上高につきましては、海外市場、流通・交通市場、遊技市場は前年同期に比べ増収となり、金融市場は減収となりました。営業利益も売上高と同様、海外市場、流通・交通市場、遊技市場は増益となり、金融市場は減益となりました。

海外市場

続いてセグメント別の業績を、もう少し詳しくご説明いたします。

資料の7ページをご覧ください。まず海外市場ですが、米国において金融市場向け、紙幣入出金機「RBGシリーズ」の販売が順調であり、リテール市場向け紙幣硬貨入出金機「CIシリーズ」の販売も好調でした。

欧州では金融市場向け、紙幣入出金機「RBGシリーズ」の販売は低調でしたが、リテール市場向け紙幣硬貨入出金機「CIシリーズ」の販売は順調でした。

この結果、売上高は前年同期比プラス3.8パーセントの475億6,400万円となり、営業利益は欧州等における改刷に伴うソフトウェアの売上高の増加や、プロダクトミックスの改善等により、前年同期比プラス240.9パーセントの40億4,700万円となりました。

地域別売上高

海外市場の地域別売上高です。米州、欧州については先ほど申し上げたとおりです。アジアではリテール市場向け紙幣硬貨入出金機の販売は低調でしたが、インド等で紙幣整理機の販売が好調でした。

中国では業界標準対応機への買い替え需要を捉え、紙幣整理機の販売が好調でした。OEM製品では、ATM用紙幣入出金ユニットの販売が低調でした。各地域の現地通貨ベースの伸び率は右の列に表示しているとおりです。

金融市場

続きまして、金融市場をご説明いたします。金融市場では、主要製品であるオープン出納システムの販売は前年同期比マイナス22.6パーセント、窓口用紙幣硬貨入出金機の販売は前年同期比マイナス60.8パーセントと、いずれも大口需要の反動により低調でした。

この結果、売上高はマイナス21.5パーセントの223億3,500万円となり、営業利益はマイナス41.5パーセントの20億6,800万円となりました。

流通・交通市場

続いて、流通・交通市場ですが、主要製品であるレジ釣銭機の販売は、前期の大口需要の反動もありましたが、専門店などを中心に需要が拡大しており、前年同期比マイナス0.9パーセントとなりました。また、飲食店向けの券売機の販売は、前年同期比プラス46.2パーセントと好調でした。

この結果、売上高はプラス5.5パーセントの254億8,300万円となり、営業利益につきましてはプラス41.1パーセントの29億1,900万円となりました。

遊技市場

次に遊技市場ですが、主要製品であるカードシステム等の販売は、前年同期比プラス4.3パーセントと堅調でした。また、ホール向け賞品保管機の販売も堅調でした。この結果、売上高はプラス10.0パーセントの105億4,300万円となり、営業利益につきましては、プラス70.1パーセントの12億9,300万円となりました。

その他

最後に、新事業を含むその他の事業について、売上高は前年同期比プラス66.2パーセントの25億7,800万円となりました。営業損益につきましては、新事業への戦略的投資により、13億900万円の損失となりました。

2020年3月期 業績予想

続きまして、2020年3月期の業績予想につきましてご説明いたします。2020年3月期通期の業績予想は、全体としては期初予想から変更していませんが、セグメント別の売上高営業利益の予想につきましては、上期の実績や事業環境の変化に応じて修正いたしました。

セグメント別売上高・営業利益

まず、上方修正したセグメントは、流通・交通市場と遊技市場です。流通・交通市場は主要製品の販売が拡大すると予想しており、売上高、営業利益ともに上方修正いたしました。遊技市場につきましては、事業環境は依然として厳しいものの、上期の実績を反映し、営業利益を上方修正いたしました。

次に、下方修正したセグメントは海外市場と金融市場になります。金融市場につきましては、金融機関の経営環境が一段と厳しさを増しているため下方修正いたしました。海外市場につきましては、地域別にご説明いたします。

海外地域別売上高予想

海外地域別売上高予想については、中国を除く全ての地域において下方修正いたしました。まず米州ですが、リテール市場においていくつかの案件が、想定以上に長期化しているため、10億円の下方修正をしております。

次に欧州ですが、第3四半期からユーロの想定為替レートを125円から120円に変更したことや、ドイツシュワルツグループとの契約締結が計画よりも少し遅れたこと、また欧州の金融機関の経営環境が一層悪化していることから、20億円の下方修正をしております。

アジアについては、為替の影響により5億円の下方修正をいたしましたが、販売は概ね計画どおりを見込んでいます。OEMにつきましては、今後もATM市場の停滞が予測されるため、下方修正しています。

自己株式の消却ついて

続きまして、資本政策及び株主還元についてご説明します。はじめに、自己株式の消却についてご説明します。資本効率の向上、株主利益の向上を目的に、500万株の自己株式消却を予定しています。

配当予想の修正について

次に、期末配当予想の修正についてご説明します。2020年3月期の配当予想については1株当たり年間64円としていましたが、期末配当を2円増額し、1株当たり年間66円に修正します。

これは普通配当に限定すると11期連続の増配となり、自己株式消却後の発行済み株式数で計算した配当性向は40.1パーセントとなります。今後とも株主還元を経営の最重要課題の1つと位置付けていきます。以上で説明を終わります。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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