家計を管理する主婦層も日頃からお金に関わる機会がたくさんあります。試行錯誤することでお金との経験値が高まるはずです。
家計管理も長続きする方法や年間を見通す視点で工夫してみましょう。
エアコンは節約しすぎない代わりに、携帯電話の料金プランを見直す
エアコンを使わなければ電気代の節約になりますが、室温が調整されていないと体調が悪くなることもあります。そうなると、逆に医療費がかかってしまうかもしれませんよね。エアコン代を節約する代わりに、携帯電話のキャリアや料金プランを見直せば年間で5万円以上も節約できるケースもあります。
保険料やNHKの受信料を年払いに切り替えて割引を受ける
今、月払いにしている保険料やいろいろなサービスの料金は、年払いにすることで安くなることもあります。見直しをして、契約内容を変更するなどしてみましょう。
自動車保険の更新前に各社を比較。保障内容をしっかり調べながら検討する
自動車保険は更新前に他との比較をしましょう。安くなるなら切り替えも検討していくといいですよね。ただし、保険料が安くても保障内容がしっかりしていないと不安になってしまいます。保障内容と料金をきちんと調べるようにしましょう。
塾は夏期講習など追加料金も必要。年間ベースで計算して通塾先を決める
子どもの教育費の中には塾代も含まれることがあります。基本料金の他に、講習代など追加料金がかかることもあるので、年間のスケジュールと料金を確認した上で、塾を決定することが大切ですね。
家計管理には「この方法でなければ」という決まりはありません。調べながら検討していくことで金融感覚も研ぎ澄まされていきます。
おわりに
金融リテラシーが高い人は、結果として金融トラブルが少なく、借り入れの負担感が低く、経済ショックへの耐性も強い傾向があるようです。お金に関する知識は人生に関わってきます。自分や家族の将来のため、金融トラブルから身を守るためにも、日常の家計管理を通して金融リテラシーの向上につなげていきましょう。
【参考】
「金融リテラシー調査(2019年)」 金融広報中央委員会(知るぽると)
「最低限身に付けるべき金融リテラシー(4分野・15項目)について」金融庁
「高齢者の金融リテラシー〜生活に不安を抱えながらも資産の持続力に楽観的〜(2019年12月)」フィデリティ退職・投資教育研究所
LIMO編集部