でも、やはり、何があったのかは気になります。そこで、なおにゃむさんは、支援級に立ち寄ったついでに、先生に聞いてみることにしました。その場に居合わせたという先生曰く、「ああ、まきおくんがやりました。黒板にたくさんの指示を書いたのですが、本人が覚えられないと困るからといって…。でも、その時はハンカチしか持っていなくて、本人なりに考えた末に、そういうふうにしたのかと思います。次からは、メモが必要そうなときは、紙やノートを用意させますね。」とのこと。

「まっきーが自分で書いたのね。だから、あんなに言いにくそうだったんだ。」と、とりあえず納得するなおにゃむさん。でもやっぱり、どうして、そんな変な行動をしてしまったのかが気になります。そこで、ついでに最近のまっきーの行動について変わったことが無いかを聞いてみました。

すると、今度は一緒に話を聞いていた別の先生が、その疑問に答えてくれました。「そうですね。まきおくんは、日常のことは、すごくしっかりやっていると思いますよ。でも、最近は、自分で考えて、変な行動をしてしまうこともありますね。でも、そういう時は『次からは、こうしようね』と教えてあげればいいと思います。」とのこと。

発達障害の子どもには、全体的に受け身姿勢で『自発的な行動がなかなかできない。』という特性を示す子がたくさんいるといわれています。まっきーも、どちらかというとふだんは受け身のタイプなのですが、今回は自分なりに一生懸命に考えて行動したけれど、ちょっと視点がずれていて、思わぬ結果になってしまったということなのかもしれません。

「ハンカチにマジックでびっしり名前が書かれていたので、すごくびっくりしましたが、自分で考えて行動したというところには、成長を感じました。」と、笑顔で語るなおにゃむさん。ゆっくりと、でも確実に成長しているまっきーに、また元気をもらったなあと、しみじみ感じるのでした。「まっきーの発達障害アルアル日記」。また次回もお楽しみに。

ご注意:本記事は発達障害と診断されたお子さんを育児中の方の体験記であり、発達障害の症状等を医学的に説明するものではないことをご理解頂けますと幸いです。

【マンガ記事】まっきーの発達障害アルアル日記

言語発達遅延という発達障害で支援級に在籍中のまっきーとママのなおにゃむさんの育児日記。当たり前だと思っていたことが当たり前じゃない、イレギュラーの連続の中で、まっきーに癒されながら子育てをするなおにゃむさんの本音が満載です。

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