「キャリコネニュース」が2019年8月に実施した「読者アンケート」によると、「職場に土産は買わない」と回答した人は58.4%となりました。先述の「大和ネクスト銀行」による調査同様、職場土産を買わない人は意外に多いようです。

その理由について、読者アンケートのコメントをいくつか引用します。

“「必ずセンスがないと言われるため」(30代男性)”
“「持っていくと持っていかない人からいろいろ言われた。『行けていいね』など」(40代男性)”
“「何も反応がない人ばかりだし、いつも迷惑かけられている人にもあげているのが苦痛になったから」(50代男性)”
“「昨年、虚礼廃止となったため」(40代男性)”
“「部長になった機会に悪しき慣習を止めるよう部下に指示した」(50代男性)”

お土産を買わない人の多くは、職場の人間関係に不満を抱いている印象。「そんな筋合いはない」と、お土産を渡す・もらうことを敬遠している人さえいました。また職場でお土産を配ることを悪しき習慣として、“※虚礼廃止”した企業は少なくありません。「旅行にいったらお土産を買わなければならない」という風潮がハラスメント行為に繋がるため、禁止する企業が増えているようです。

※虚礼廃止……心が篭もっていない形だけの儀礼を廃止すること。近年はバレンタインやお中元・お歳暮、年賀状の送付を虚礼廃止する企業が増えている。

お土産を買うべきシーンとは?