食費は5万円などあらかじめ予算を決めて袋に入れて管理するので、予算オーバーしにくくなり赤字家計の改善につながります。また、「今月の食費は残りいくら」と目に見えてわかるので、自然と節約意識が働くようになるのもメリットです。
誰にでも簡単に始められて、家計改善や節約効果も高い袋分け管理ですが、初心者が失敗しやすいポイントがあります。
袋分け管理初心者にありがちな失敗とは
新たな家計管理方法を取り入れるときには、「うまく管理できるようになろう」「1年間で○○円まで貯金を増やそう」と気合いが入るものです。
このときに、袋分け管理初心者に多い失敗が、気合いを入れすぎて予算をかなり細かく分けてしまうことです。たとえば、「食費」と「日用品費」を個別に袋分けしたとしましょう。すると、スーパーで食材を買ったついでに安売りのトイレットペーパーも買おうと思ったときに、別々の袋から支払わなくてはなりません。
もし食費からトイレットペーパー代を立て替えたとしたら、あとで日用品費の袋から食費の袋に予算を移動する必要があります。考えただけでうんざりしてきませんか?予算を細かく分けすぎた結果、こういった面倒な処理が毎日のように発生して、「袋分けって面倒くさい!」と挫折につながるのです。