多趣味で散財しがちな嫁ちゃんと、ムダづかいが嫌いな二ノ宮さんはお金の話でいつもケンカになり、家計の現実に向き合えませんでした。のらりくらりとやり過ごしてきたものの、今のままではお先真っ暗。収入が増える見込みもなく、あせって節約を強制しても、嫁ちゃんの反感を買ってますますお金の話ができなくなる……という悪循環でした。

そんなとき、嫁ちゃんの奨学金やカードのリボ払い、自分の年金の滞納分などを合わせて、まさかの総額500万円以上の借金が判明。いわゆる「詰み」の状態になってしまっていたのです。

今こそ「家計を変えるラストチャンス」だ!

二ノ宮さんは先の見えない絶望感を抱きつつも、気晴らしに嫁ちゃんのリボ払いの失敗を描いたマンガ「本当にあったお金の怖い話」を制作。なんと「FROGGY×noteお金マンガ投稿コンテスト」でグランプリを受賞し、日興証券のウェブメディアから家計改善のマンガ連載を提案されます。これは2度とないチャンス! 

超有名ファイナンシャルプランナー・横山光昭さんの指導を受けて、二ノ宮家は本気で家計改善に取り組むことになりました。

作戦その1
収入と支出の月平均額を出すべし!

今まで生活費や借金の返済に追われ、二ノ宮家は貯金する余裕はゼロ。そこで、横山さんに言われたとおり収入と支出の月平均を割り出して診断してもらったところ、まず固定費から見直せば、なんと月7万7,000円も貯金できることが判明!

「貯金なんかより、利子を払う借金を先に返したほうがいいのでは?」と二ノ宮さんは考えますが、横山さんから「借金とはうまく長く付き合うべきです」とのアドバイスが。その意外な理由とは……?

作戦その2
おこづかい制を定着させるべし!