共働きで稼いでいると、生活費の割り振りをざっくり決めたあとは、お互いにいくら収入があるかよく知らないことも多いとか。お金の使い道や貯金額も把握しないまま、気づいたときにはパートナーが大きな借金を抱えている可能性も……。
そうならないために、「家計を見える化」して家族と情報共有することがとても大切です。お金の正しい使い方を知れば、ライフスタイルを変えずに倹約できるようになり、ムダなトラブルがなくなります!
今回は、『お金オンチ夫婦 借金500万からのビンボー脱出大作戦』(世界文化社、二ノ宮との著)から、お金に疎い共働き夫婦が借金生活から脱出し、家計管理を徹底したことから、夫婦関係まで良好になった3つのポイントをご紹介します。
共働き夫婦が見逃しがちな「家計の闇」
著者の二ノ宮とのさんは、ウェブで子育てマンガなどを執筆しながら、千葉の田舎で嫁ちゃんと幼い息子と3人暮らし。二ノ宮夫妻は30代前半で共働きですが、フリーランスで収入が不安定なため、世帯年収は約480万円でした。
総務省が公表している「家計調査」(2018年)によると共働き世帯の平均年収は約730万円なので、平均よりもかなり少なめ。ぜいたくなんかしていないのに家計はギリギリで、お金の不安から夫婦ゲンカが絶えなかったそうです。