3. ETCカードの挿し忘れの申出に必要な4つの情報は、車両・ETCカード・利用区間・連絡先(NEXCO中日本の場合)

NEXCO中日本の案内によると、後から料金を支払うために申し出るときは、次の情報が必要です。通過してすぐに調べられるよう、メモしておくと役立ちます。

  • 【車両】ナンバー・車種・色・形状(ワゴン・セダン・トラックなど)。不明なときは車検証で確かめる
  • 【ETCカード】カード番号と有効期限
  • 【利用区間】利用した入口・出口の料金所名と、日にち・通過時刻
  • 【連絡先】氏名と連絡先(連絡を希望する時間帯)

4. 帰省前に確認したいETCカードの挿し忘れ対策は、出発前の挿入と、通過後の申出の2つ

帰省や旅行の前は、荷物の積み込みなどで慌ただしくなり、ETCカードの挿し忘れが起きやすい時期です。確認したいことは、出発前と通過後の2つに分けられます。

  • 【出発前】ETCカードがETC車載器に挿してあるか、エンジンをかけたあとに確かめる
  • 【通過後】挿し忘れに気づいたら、入口・出口の料金所名、日にち、通過時刻を控え(レシートや記録がなければ、記憶が新しいうちにメモする)、利用した区間を管轄する道路会社の案内で申出の方法を確かめる

NEXCO中日本の案内は、中日本の区間についてのものです。NEXCO西日本はWEB受付、NEXCO東日本はお客さまセンターへの電話やお問い合わせフォームを窓口として案内しており、必要な情報の書き方も会社ごとに異なります。利用した区間の道路会社の案内で確かめましょう。

5. 「後から払える」の一文だけでなく、申出が条件になっている点まで読む

「ETCカードの挿し忘れでも、後から払える」という説明は、安心できる一文です。ただ、案内を最後まで読むと、申出がなく料金を支払わない場合に、割増金も含めて請求する場合があると書かれています。

「後から払える」と「申出がないと割増金の請求もある」は、セットで読む必要があります。

また、割増金の額は、条文の文言を免れた通行料金1000円に当てはめて並べると、合計で3000円です。これは計算の例であって、実際の請求額や、請求されるかどうかを示すものではありません。

条文に当たるかどうかは、この記事では判断していません。挿し忘れに気づいたら、まず利用した区間の道路会社に問い合わせるのが確実です。

6. まとめ

ETCカードの挿し忘れで料金所を通過しても、NEXCO中日本の案内では、後から料金を支払えます。申出がない場合は、不正通行として割増金も含めて請求する場合があるとされ、割増金は道路整備特別措置法第26条に定めがあります。

帰省前に、ETCカードを挿したか確かめ、気づいたときの申出に必要な情報をメモしておきましょう。手続きは、利用した区間の道路会社の案内でご確認ください。

※本記事の試算は、条文の文言を単位あたりに直した概算であり、実際の請求額を示すものではありません。手続きや条文は変更される場合があります。最新の情報は各道路会社や国の法令データベースでご確認ください。

参考資料

塚本 奈津子