株式市場の振り返り-日経平均株価は続落、売買代金は3日ぶりに2兆円超え

2019年11月20日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 23,148円(▲144円、▲0.6%) 続落
  • TOPIX 1,691.1(▲5.6、▲0.3%) 続落
  • 東証マザーズ株価指数 880.6(+4.2、+0.5%) 4日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:680、値下がり銘柄数:1,388、変わらず:86
  • 値上がり業種数:8、値下がり業種数:25
  • 年初来高値更新銘柄数:71、年初来安値更新銘柄数:10

東証1部の出来高は13億5,372万株、売買代金は2兆1,575億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。前夜の米国株が軟調に推移したことに加え、香港情勢が一層悪化したことでリスクオフモードが強まりました。ただ、直近で上昇が続いた銘柄に対する利益確定売りも増加したため、売買代金は3日ぶりに2兆円を回復しています。

そのような中、日経平均株価はほぼ終日マイナス圏で推移しました。前場の序盤には一時+10円高とプラス圏へ浮上する場面がありましたが、それも一瞬で終わり、前場の終盤には一時▲206円安まで下落しました。後場は下げ幅を徐々に縮小しましたが、プラス圏へ再浮上することはなく、結局は続落で引けています。

なお、TOPIXも同じような値動きで続落となり、終値で1,700ポイント回復はなりませんでした。

東証マザーズ株価指数は4日続伸、売買代金は71日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は4,077万株、売買代金638億円となり、いずれも前日より微減となりました。個人投資家の物色意欲が減退しており、売買代金は71日連続の1,000億円割れとなっています。売買代金1,000億円は決して高いハードルではないのですが、個人投資家の投資マインド低下を如実に表していると言えましょう。

ただ、株価指数は4日続伸となりました。ジリジリと900ポイントに近づいてきましたが、今後の個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。

野村HDが年初来高値を更新、TOB対象の田辺三菱製薬は連日の爆騰

個別銘柄では、指数寄与度の高いファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、KDDI(9433)、東京エレクトロン(8035)が大きく値を下げ、ファミリーマート(8028)は大幅下落となりました。

また、日産自動車(7201)やマツダ(7261)など自動車株の一角、及び、コマツ(6301)や日立建機(6305)など建機株が売られて下落しています。

ただ、全体的に見て、極端に大きく下落する銘柄は少なく、上昇が続いた好業績銘柄を中心に利益確定売りに押された形でした。

一方、自社株買いを発表したローム(6963)が一時+6%高に迫る急騰となり、下落が目立った金融株では野村ホールディングス(8604)が孤軍奮闘で年初来高値を更新しました。

また、ハイテク株では富士通(6702)が年初来高値更新となり、任天堂(7974)も再び高値更新となっています。

その他では、前日に続き医薬品株の一角に見直し買いが入り、三菱ケミカルホールディングス(4188)によるTOB実施で完全子会社化が発表された田辺三菱製薬(4508)は前日のストップ高に続く連日の爆騰となりました。さらに、大塚ホールディングス(4578)は連日の年初来高値更新まで買われ、中外製薬(4519)は上場来高値を記録したのが目を引きました。

新興市場(東証マザーズ)では、手間いらず(2477)が急伸して年初来高値を更新し、ブシロード(7803)も同様に急騰して高値を付けました。一方、MTG(7806)が▲10%超安の暴落となり、年初来安値を更新しました。株価は年初高値から約7分の1へ下落しています。

葛西 裕一