3.2 20代は業務の60%以上をAIに任せる人が半数
Helpfeelの調査で、日常の業務のうちAIや自動化ツールに任せている割合を聞くと、「60%以上」と答えた人は20代で50.0%でした。50代は14.1%、60代以上は10.0%です。
若い部下ほど、AIを使って仕事を進めることに慣れている可能性があります。管理職がAIの使い方を部下から教わる、という場面も出てくるかもしれません。
3.3 20代と50代で分かれる「人が担い続ける」仕事
Helpfeelの調査で、今後も人が担い続けると思う業務を聞くと、50代では「指導・育成」が36.4%、「謝罪対応」が33.1%、「社内の根回し」が27.3%で、いずれも20代を12ポイント以上上回りました。
若い世代と経験を重ねた世代とで、人に残る仕事の見え方は違うようです。管理職として部下を育てる立場なら、こうした考え方の違いを知っておくと、仕事の任せ方を考えるヒントになるでしょう。
若い部下がAIに任せたいと考える仕事でも、経験のある上司から見ると、人が担ったほうがよい場面もあるはずです。なぜそう考えるのかを言葉にして伝えることも、管理職の大切な仕事の一つといえそうです。
3.4 50代が子どもや後輩にすすめたいスキル
子どもや後輩に身につけるべきスキルを聞かれたらどう答えるかについて、50代では「コミュニケーション・対人能力」が55.4%、「創造性・発想力」が40.5%でした。20代はそれぞれ34.2%、25.0%です。
AIが広がるほど、人と向き合う力や、新しい考えを生み出す力が見直されていくのかもしれません。管理職が日々の仕事で積み重ねてきた経験は、こうした力として部下に伝えていける財産だといえるでしょう。
AIを使う力と、人と向き合う力は、どちらか一方だけで足りるものではありません。両方をバランスよく伸ばしていくことが、これからの管理職に求められていくと考えられます。
4. 【これからの管理職の働き方】AIに任せる仕事と、自分の給与を書き出す
AIの使い方は職場によってさまざまです。まずは、自分の仕事を見直すところから始めてみましょう。
4.1 1週間の仕事を書き出し、AIに任せられるものを分ける
1週間の仕事を書き出して、資料づくりや集計のように手順が決まっている仕事と、部下との面談や取引先との話し合いのように人と向き合う仕事に分けてみましょう。手順の決まった仕事の一部をAIに任せられないか、会社のルールの範囲で考えてみるとよさそうです。
空いた時間を、部下の育成や評価、取引先との関係づくりに回せれば、管理職としての役割にしっかり向き合えるでしょう。
AIに任せるときは、社外に出してはいけない情報を入力しないなど、会社のルールを確かめておくことも欠かせません。決まりがはっきりしないときは、担当の部署に相談してから使うと安心です。