2.1 「中間管理職(部長・課長・係長)」役職別に見た月々の賃金と平均年齢(男女計・2025年)
- 部長級:63万5800円(平均53.1歳・勤続22.6年)
- 課長級:52万9200円(平均49.5歳・勤続20.9年)
- 係長級:39万9200円(平均45.4歳・勤続17.5年)
- 非役職者:31万500円(平均41.8歳・勤続10.8年)
ここでいう賃金は、2025年6月分の所定内給与額の平均で、時間外勤務手当などを除いた、税金などを引く前の金額です。賞与は入っていないため、年収とは違う点に気をつけたいところです。
部長級の賃金は非役職者のおよそ2倍で、平均年齢も10歳以上高くなっています。役職が上がるにつれて、責任の重さと一緒に賃金も上がっていく様子が読み取れるでしょう。
同じ概況では、男女別の賃金も示されています。男性は部長級64万2400円、課長級54万1400円、係長級41万900円、女性は部長級57万8300円、課長級47万300円、係長級36万5700円でした。
勤続年数を見ると、部長級は平均22.6年と、同じ会社で長く経験を積んだ人が多いことがわかります。
2.2 役職ごとの賃金の伸びと、非役職者との差
- 部長級:前年より1.4%増、非役職者を100とすると204.8
- 課長級:前年より3.4%増、非役職者を100とすると170.4
- 係長級:前年より3.4%増、非役職者を100とすると128.6
前年と比べた伸びは、課長級と係長級がそれぞれ3.4%、部長級は1.4%でした。非役職者を100とした賃金の差は、部長級で204.8となっています。
伸び率だけを見ると、課長級と係長級が部長級を上回っています。ただし、伸び率は前年の金額との比べ方なので、金額そのものの差とは分けて見ておく必要があります。わが家の家計に置きかえるなら、毎年の昇給の幅を明細で確かめておくとよいでしょう。
役職による賃金の差は大きいものの、管理職になると、部下の育成や評価、他部署との調整など、数字では見えにくい仕事も増えていきます。AIをうまく使って手を空けることが、こうした仕事に向き合う時間を生むことにもつながりそうです。
3. 【管理職がAIに任せたいと考える仕事】対人の業務でも一般社員との差が大きい
Helpfeelの調査では、回答者全体では置き換えたくない声も多いマネジメントや対人の業務でも、管理職のほうがAIに任せたいと考える傾向が見られました。
3.1 管理職と一般社員の差が大きかった業務
管理職の割合が一般社員を18.9ポイント上回ったのは「組織のモチベーション管理・部下のメンタルケア」、15.6ポイント上回ったのは「然るべき人を見極めた連絡・依頼・伝達」でした。
部下の様子に気を配る仕事や、誰に何を伝えるかを考える仕事は、管理職が日々受け持つ仕事でもあります。負担の大きさを感じているからこそ、AIに頼りたいという気持ちが表れているのかもしれません。