先日、言わずと知れた国民的アイドル嵐の楽曲が、「Apple Music」や「Spotify」などサブスクリプションとよばれる定額制音楽配信サービスで配信が解禁されたことが話題になりました。そのほかにも近頃はスピッツや、星野源、Perfumeなど、人気アーティストの楽曲が続々と「サブスク解禁」されています。
解禁の流れに見る音楽業界の動き、そしていちリスナーである私たちの新しい音楽の聴き方についてみていきたいと思います。
そもそも“サブスク解禁”ってなに!?
サブスクとは、サブスクリプションの略称で一般的に「定額制サービス」のことをいいます。商品やサービスに代金を払うのではなく、それを一定の期間利用できる権利にお金を払うビジネスモデルです。
月額料金など決まった金額を支払えば、その期間は好きなだけ自由に商品やサービスを利用できることになります。
例えば、「Netflix」や「Hulu」などは映画やドラマなどの映像作品を、他にも洋服、車、コインランドリーまで、近頃は様々なものでサブスクのサービスが広がっています。音楽業界では定額制聴き放題のサービスで楽曲を配信し始めることを「サブスク解禁」と呼び、大物アーティストの楽曲配信開始がニュースを賑わすようになったのです。なぜこれほど話題になるのでしょうか。