「おひとりさま老後」に限らずですが、お金を貯める方法は大きく分けて「金融機関に貯金」と「株や投資信託で運用」の2通りがあります。

最も一般的なのは「金融機関に貯金」のほうですが、こちらにも、普通貯金や定期貯金、積立貯金や外貨貯金など、様々な方法がありますし、金利も銀行によってまちまち。まずは貯金の種類や特徴、銀行ごとの利益を調べるなどといったことをしてみましょう。勤務している会社の福利厚生の一環として、「財形貯蓄」制度があるならば、そちらを利用するのもおすすめです。

一方、「株や投資信託で運用」のほうは、貯金に比べて大きく利益が出る可能性がありますが、一方で元本割れのリスクがあります。抵抗がなければ、挑戦してみてもよいでしょう。現在ではニーサ(NISA)など、投資を始めやすくするための制度も登場しています。

また、老後を意識しての資金作りならば、イデコ(iDeCo)もおすすめです。なお、ただお金を貯めることだけを考える生活は、人によっては非常にストレスとなります。「お金を貯めるとき」と「お金を貯めることだけに集中すべきでないとき」とのメリハリをつけましょう。例えば「ボーナスが出たときに多めに貯める」や「ときには旅行に行く」など、貯める時とそうでないときのメリハリをつけるようにするといった具合です。

まとめ

50歳時点で一度も結婚をしたことがないという人のデータを取った、日本の生涯未婚率が、2018年発表の数値は過去最高という結果が出るほど、増えつつある未婚者の存在。ひと昔前は「気楽でいいね」と嫌味をいわれることもあった、女性の「おひとりさま」ですが、昨今はそれも、人生の選択肢として当たり前になりつつあります。

安心して生活できるための老後資金の準備をしっかりしつつ、趣味や仕事など自分のやりたいことを謳歌しながら、充実した人生をおくっていけるとよいですね。

LIMO編集部