4. 国内銀行の個人預金を種類別にみると、普通預金が413兆1174億円で約7割

預金者別預金では、個人預金を預金の種類別にも集計しています。2026年3月末と1年前の2025年3月末を比べました。

国内銀行の個人預金、種類別の残高(2025年3月末と2026年3月末)2/2

日本銀行の預金者別預金による、国内銀行の個人預金の種類別残高を2025年3月末と2026年3月末で比べた横棒グラフ。普通預金は409兆8186億円から413兆1174億円、定期性預金は151兆8618億円から159兆6844億円、外貨預金は6兆3094億円から6兆6527億円。定期性預金は定期預金・据置貯金と定期積金の合計

出所:日本銀行「預金者別預金(詳細預金者別)」をもとにLIMO編集部作成

4.1 普通預金は個人預金の70.4%、定期性預金は27.2%

2026年3月末の国内銀行の個人預金のうち、普通預金は413兆1174億円で、全体の70.4%でした。定期預金などの定期性預金は159兆6844億円で27.2%、外貨預金は6兆6527億円で1.1%です。残りの約1.3%は、そのほかの種類の預金です。

4.2 1年間の増え方は、普通預金の0.8%に対し定期性預金は5.2%

2025年3月末からの1年間で、普通預金は3兆2988億円(0.8%)増えました。定期性預金は7兆8226億円(5.2%)増え、普通預金を上回る増え方です。個人預金全体の増加額11兆3643億円のうち、約7割が定期性預金の増加でした。

5. 預金口座は、残高と役割を書き出してから整理する

預金の置き場所を見直すときには、次の点を確かめていくと良いでしょう。

5.1 口座ごとに「何に使う口座か」と残高を一覧にする

給与の受け取り、カードや公共料金の引き落とし、貯蓄など、口座ごとの役割と残高を一覧にすると、使っていない口座や、役割が重なっている口座が見えてきます。家族の口座もあわせて書き出しておくと、家計全体の預金がどこにあるかを把握しやすくなります。

5.2 普通預金に置くのは、当面使うお金と予備のお金に絞る

普通預金はいつでも引き出せる一方、定期預金は預ける期間を決める代わりに、期間によっては普通預金より高い金利が設定されています。毎月の生活費と、急な出費に備える数か月分の予備資金を普通預金に残し、当面使う予定のないお金は定期預金に分けるなど、口座の役割に合わせて置き分けると管理しやすくなります。

5.3 使わなくなった口座は、残高を移してから解約を考える

引っ越しや転職などで使わなくなった口座が残っていると、残高や引き落としの有無を確かめにくくなります。引き落としの設定が残っていないかを確認したうえで、残高をふだん使う口座に移し、解約するかどうかを決めましょう。

6. まとめ

日本銀行の預金者別預金によると、2026年3月末の国内銀行の個人預金は587兆527億円でした。残高300万円未満の口座が口数の92.9%を占める一方、金額では1000万円以上の口座が45.4%を占めています。口数は1年で約2661万口減りました。

種類別では普通預金が約7割を占め、1年間の増え方は定期性預金のほうが大きくなっています。自分の預金も、口座ごとの残高と役割を書き出し、普通預金と定期預金の置き分けを見直してみましょう。

参考資料

和田 直子