たまには気分転換で夜にお出かけをしたくなるのではないでしょうか。それは、シニア女性にとっても同じで、約7割が直近3カ月に夜の外出をしています。しかし、夜の外出には不安や不満もあるようです。

そこで、今回は株会社ハルメクがシニア女性を対象とした「夜のお出かけについてのアンケート調査」を見てみましょう。意外な生活スタイルが見えてきました。

約7割のシニア女性が17時以降に外出している

約7割のシニア女性が直近3カ月に17時以降の外出をしています。特に、フルタイムやパート、アルバイトをしている人は夜の外出の頻度が高いです。仕事をしている人のうち、79%が17時以降の外出をしています。

とりわけ事前に決まっていた外出の場合だと、56.8%が22時以降の帰宅になることも多く、シニア女性が夜のお出かけを楽しんでいる様子が伝わってきますね。

外出する相手は女友達かひとりで

それでは、誰と一緒に外出しているのでしょうか。年齢と共に外出する相手が変わるようです。

59歳以下

夫・パートナー:51.1%
ひとりで:40.4%
女友達:36.2%

60~64歳

女友達:50.0%
夫・パートナー:37.5%
ひとりで:33.3%

65~69歳

女友達:53.8%
ひとりで:42.3%
夫・パートナー:25.0%

70歳以上

ひとりで:45.7%
女友達:42.9%
夫・パートナー:25.7%

つまり、50代以下なら「夫・パートナー」、60代なら「女友達」、70代以上なら「ひとりで」という回答が多くなっています。また、どの年代でもひとりで楽しむシニア女性が少なくありません。

そして、夫・パートナーとのお出かけだと、「レストランで食事(お酒あり)」が最も多いですが、他にも夫婦50割引がある「映画」や「デパートや大型店での非日常感のある買い物」の割合が高くなっています。ひとりよりも、夫・パートナーがいた方が良いシチュエーションですね。

そして、女友達とのお出かけだと、「飲み会」や「舞台鑑賞・観劇」の割合が高いことが分かっています。一方で、カルチャーセンターや習い事は、ひとりで楽しむ人が多いようです。目的に合わせて、一緒に楽しむ人を変えているようですね。

夜の外出には心配・不安ごとがある