4. 国民年金の平均月額は65歳以降5万〜6万円台、年齢が高いほど低い傾向

続いて、国民年金(老齢基礎年金)の平均月額です。65歳以上では、66歳の6万1369円が最も高く、90歳以上の5万5633円が最も低くなっていました。

4.1 60歳代の国民年金は、65歳以降6万1000円前後

60歳代の国民年金の平均月額は、65歳から69歳では6万1000円前後です7/11

60歳代の国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

65歳から69歳は、6万978円から6万1369円でした。60歳から64歳は4万5186円から4万7896円と低く、これは65歳より前に受け取り始める「繰上げ受給」を選んだ人の数字です。

繰上げ受給をすると、早めた月数に応じて年金額が減り、減った額は生涯続きます。65歳未満の平均が低いのは、この減額の影響です。

4.2 70歳代と80歳代の国民年金は5万円台後半から6万円台

70歳代の国民年金の平均月額は、70歳の6万1011円から79歳の5万8676円まで少しずつ下がります8/11

70歳代の国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

80歳代の国民年金の平均月額は、5万7857円から5万9675円です9/11

80歳代の国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

70歳代は年齢が上がるにつれて少しずつ下がり、79歳では5万8676円でした。80歳代は5万7857円から5万9675円で、5万円台後半が続いています。

4.3 90歳以上の国民年金は5万5633円

90歳以上の国民年金の平均月額は5万5633円です10/11

90歳以上の国民年金の平均月額

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

90歳以上は5万5633円で、65歳以上の各年齢のなかで最も低い水準でした。厚生年金とは反対に、国民年金は年齢が高いほど平均額が低い傾向があります。

4.4 国民年金の全体の平均は5万9310円、最も多いのは6万円台

国民年金の平均月額は全体で5万9310円、男性は6万1595円、女性は5万7582円です11/11

国民年金の平均月額(全年齢)

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

全年齢を合わせた国民年金の平均月額は5万9310円で、男性は6万1595円、女性は5万7582円でした。男女の差は4013円で、厚生年金ほど大きくはありません。

1万円刻みで見ると、最も多いのは「6万円以上7万円未満」の1715万5059人です。この時点の満額は6万円台後半だったため、満額に近い額を受け取っている人が多いことがうかがえます。

5. 12月15日の振込額を確かめ、自分の年金見込額はねんきん定期便やねんきんネットで

12月15日には、10月分と11月分の年金が2026年度の金額で振り込まれます。65歳以上の平均年金月額は、厚生年金が14万円台から16万円台、国民年金が5万円台から6万円台でした。

平均はあくまで目安で、自分の年金額は加入していた期間や収入によって決まります。毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」や、日本年金機構の「ねんきんネット」で、加入期間や年金見込額を確かめられます。

ねんきんネットは、マイナポータルと連携するか、ユーザIDを取得すると使えます。年金の記録や受け取れる額について分からないことがあれば、近くの年金事務所や「ねんきんダイヤル」で相談できます。

参考資料

中本 智恵