2019年10月、とうとう消費税が8%から10%になりました。軽減税率が適用されている商品もあり、すべての商品に10%の消費税がかかるわけではありません。しかし、各家庭の家計への負担が増えるのは間違いないでしょう。
どうすれば、家計の負担を少しでも減らせるのか。節約下手な私が行きついた答えは、固定費、その中でも習い事の断捨離でした。
消費税増税に備えて夏から節約計画
消費税増税前の駆け込み需要も多く報道されていましたね。生活消耗品や家電を購入したという家庭も多いのではないでしょうか。今回の増税は我が家にとって、増える生活費に備え、節約を考えるよい機会でした。
ただ私は節約がとても苦手。家計簿もつけておらず、そもそも生活費にいくらくらいかかっているのか把握できていませんでした。そのため細かな節約よりも、主婦雑誌などでよく目にする固定費の節約に取り組むことに。
固定費も、光熱費や通信費、住居費などさまざまですよね。どの固定費の節約をまず行おうかと考えたときに、「消費税増税にともない月謝が上がります」といった内容の案内が複数の習い事から届きました。金額を確認すると、2%の消費税アップ以上に月謝が増額する習い事も。軽減税率もキャッシュレス特典もないし、まずはこれから断捨離して節約しようと決めたのです。
習い事の断捨離を子供と精査
習い事を減らそうと決めましたが、次はどれを辞めるのか決定しなくてはいけません。まずは親が習い事をリストアップして、どれを辞めるか考えました。そこで気づいたのが、ほぼ活用できていない通信教育に結構お金がかかっていること。
月や年単位でクレジット払いや口座引き落としにしている習い事は、お金を直接払わないから、お金が出ている感覚が薄れていました。通信教育の制度を確認してみると、休会制度が利用できることが判明。休会なら「本当は子供が楽しみにしていた」、「子供のためになっていた」ということが判明しても再開しやすいですよね。そのため断捨離する習い事の第一候補になりました。
さらに断捨離する習い事の候補を選んでいたのですが、その際に選択基準としたのは、次の2ポイント。
1.子供が興味をなくしている・やる気がない
2.子供が納得して辞めること
習い事を断捨離することは、子供にも取捨選択することを学ぶ良い機会だと思いました。これからの長い人生、さまざまな選択をしなければなりません。なぜその習い事をしているのか、なぜその習い事が好きなのか。といったことを親子ともに具体的に考え話し合いました。
子供にとって好きな習い事の基準は、「仲の良い友だちがいるかどうか」。習い事の内容よりも、友だちが基準だったのです。それなら毎月お金を払わなくても、放課後遊べばすみますよね。習い事を断捨離することは、節約面だけでなく、子供にとっても放課後に友だちと遊ぶ時間が増えるというメリットがありました。そこで習い事の内容自体に興味がないものを一つリストアップ。通信と通学合わせて、二つの習い事を断捨離しました。
習い事を減らしてみたところ、家計はもちろん楽に。そして子供は帰宅後にのんびりできる時間が増え、一日の出来事を以前よりよく話してくれるようになりました。