4. ゆうちょ銀行で硬貨を預ける計算例、120枚なら窓口550円・ATM440円

ゆうちょ銀行の窓口とATMで、硬貨を預ける枚数ごとの料金を並べてみます。ATMは1回100枚までなので、100枚を超える分は複数回に分けて預ける計算です。

100枚までは窓口が無料、120枚ならATM、300枚なら窓口が安くなります2/2

ゆうちょ銀行で硬貨を預ける枚数別の料金の計算例。30枚は窓口無料・ATM220円、80枚は窓口無料・ATM330円、120枚は窓口550円・ATM440円(100枚330円と20枚110円)、300枚は窓口550円・ATM990円(100枚330円を3回)

出所:ゆうちょ銀行「その他の料金」、ゆうちょ銀行「ATMご利用時間・料金」をもとにLIMO編集部作成

4.1 100枚までなら、窓口は無料でATMは110〜330円

30枚の硬貨を預ける場合、窓口は無料で、ATMは26〜50枚の区分にあたるので220円です。80枚なら、窓口は無料、ATMは330円になります。

100枚までの硬貨は、窓口に行ける時間があれば料金をかけずに預けられます。

4.2 120枚はATMが110円安く、300枚は窓口が440円安い

120枚の場合、窓口は101〜500枚の区分で550円です。ATMで100枚と20枚に分けて預けると、330円と110円で440円になり、窓口より110円少なくなります(LIMO編集部計算)。

300枚になると、窓口は550円のままですが、ATMは100枚ずつ3回に分けて990円かかります。窓口のほうが440円少ない計算です(LIMO編集部計算)。ATMは複数回に分けても枚数を合算せず、1回ごとに料金がかかります。

5. ゆうちょ銀行のATMで硬貨を預けられないケースと、料金が110円になるケース

ゆうちょ銀行のATMでは、預ける金額や口座の状態によって、硬貨の扱いが変わることがあります。ゆうちょ銀行の「ATMご利用時間・料金」のページで確認します。

5.1 預ける金額がATM硬貨預払料金以下だと、ATMでは預けられない

硬貨を伴う預け入れで、預ける金額がATM硬貨預払料金以下になる場合は、ATMでは取り扱えません。たとえば1円玉100枚は100円で、51〜100枚の料金330円を下回るため、ATMでは預けられない計算です(LIMO編集部計算)。

1円玉や5円玉が多いときは、窓口で100枚までにまとめて預けるほうが手続きしやすくなります。

5.2 貯金担保自動貸付けなどを利用中の通常貯金への預け入れは、枚数に関係なく110円

貯金担保自動貸付けや口座貸越による自動融資を利用している通常貯金に硬貨を預け入れる場合、ATM硬貨預払料金は枚数に関係なく110円です。

定額貯金などを担保に自動で貸付けを受けている口座では、硬貨の枚数が多くても、ATMの料金は1回110円で済みます。

6. ゆうちょ銀行の窓口の硬貨取扱料金、記念硬貨も枚数に入り公金の払込みは対象外

窓口の硬貨取扱料金には、数え方や対象外になる手続きの決まりがあります。ゆうちょ銀行の「その他の料金」のページと、よくあるご質問から確認します。

6.1 汚損硬貨と記念硬貨も、硬貨取扱料金の枚数に数える

汚れた硬貨や記念硬貨も、硬貨取扱料金の算定の対象です。歳入金、公金、無料送金サービスの対象になる義援金・寄附金の払込みだけをする場合は、硬貨取扱料金はかかりません。

大量の硬貨を窓口に持ち込むときは、来店する前に、ゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口に連絡するよう案内されています。店舗や郵便局が混み合っている場合などは、断られることもあります。

6.2 受け取るお金の金種を指定する金種指定料金は、51枚から550円

窓口で受け取るお金の金種を指定すると、指定後の合計枚数に応じて金種指定料金がかかります。証書・為替の払渡金や、各種の手続きで生じるおつりなどに対する金種指定も対象です。1〜50枚は無料、51〜100枚は550円、101〜500枚は825円、501〜1000枚は1100円で、1001枚以上は500枚ごとに550円が加算されます。

金種指定料金は、窓口の硬貨取扱料金と区分の分け方が違います。記念硬貨の引換えは、金種指定料金の対象外です。

7. ゆうちょ銀行に硬貨を預ける前に、金種ごとの枚数と金額を書き出す

窓口とATMのどちらで預けるかは、硬貨の枚数と金額で決まります。預ける前に、手元の硬貨を整理しておきたいポイントをお伝えします。

7.1 1円玉・5円玉と、10円玉以上で分けて数える

ATMは預ける金額が料金以下だと使えないため、1円玉や5円玉が中心のときは窓口が向いています。10円玉以上の硬貨が中心で枚数が少なければ、ATMでも料金を差し引いて手元に残る金額を確かめられます。

金種ごとの枚数と金額をメモにしておくと、窓口の100枚までの無料の範囲に収まるか、ATMで何回に分けるかを先に決められます。

7.2 窓口に行ける日と時間を確かめておく

ATMで硬貨を扱えるのは平日の7時から18時で、硬貨を扱えないATMもあります。窓口に行く場合も、ゆうちょ銀行や郵便局の貯金窓口の営業時間を確かめてから出かけると、出直さずに済みます。

8. まとめ

経済産業省によると、2025年のキャッシュレス決済比率は58.0%で、2024年の52.8%から上がりました。

ゆうちょ銀行の窓口の硬貨取扱料金は、2024年4月1日の改定で100枚まで無料になり、101〜500枚は550円です。ATMでは1〜25枚で110円、26〜50枚で220円、51〜100枚で330円がかかり、1回に預けられるのは100枚までです。

計算例では、120枚ならATMのほうが110円安く、300枚なら窓口のほうが440円安くなりました。硬貨の枚数と金額を書き出し、窓口とATMのどちらで預けるかを決めてから出かけることが大切です。

参考資料

和田 直子