4. 電子処方箋の薬局での受付は、マイナ保険証なら処方箋を選び、資格確認書なら引換番号を伝える
電子処方箋のお薬を受け取る薬局でも、受付の方法はマイナ保険証と資格確認書で少し違います。厚生労働省のQ&Aにある流れを、受付の方法ごとにまとめました。
4.1 マイナ保険証で受付するなら、画面の案内に沿って調剤を受けたい処方箋を選ぶ
薬局でマイナ保険証を使って受付をする場合は、カードリーダーの画面の案内に沿い、その薬局で調剤を受けたい処方箋を選びます。リーフレットでは、薬局でも「過去の薬剤情報の提供」に同意するかどうかを選ぶ流れになっています。
なお、薬局の顔認証付きカードリーダーでは、処方箋の形態は選べません。電子か紙かは、医療機関の段階で決まっています。
4.2 資格確認書で受付するなら、処方内容(控え)の引換番号を伝える
薬局で資格確認書を使って受付をする場合は、資格確認書のほかに、処方内容(控え)を示したり、マイナポータルで確かめたりして、引換番号を伝えます。
電子処方箋なのに紙の控えが渡されるのは、処方内容や引換番号をマイナポータルでまだ閲覧できない人もいるためです。Q&Aでは、しばらくの間は処方内容を印刷した控えを渡すとしています。
4.3 引換番号を先に伝えると、待ち時間が短くなる薬局もある
電子処方箋を選んでも、薬局に行く前にお薬ができているわけではありません。患者がどの薬局で受け取るかが分からないため、受付の手続きをする前に薬局が電子処方箋を受け取ることはできないからです。
ただし、訪問の前に引換番号などの情報を電話やアプリ、FAX等で薬局に伝えれば、先に調剤が行われて待ち時間が短くなる薬局もあります。
5. 電子処方箋の処方内容(控え)をなくしても、お薬は受け取れる
処方内容(控え)をなくしても、電子処方箋のお薬を受け取ることはできます。どうするかは、薬局での受付の方法で変わります。
5.1 マイナ保険証なら、薬局で調剤を受ける処方箋を選べばよい
薬局でもマイナ保険証で受付をする場合は、控えをなくしても、調剤を受ける処方箋を画面で選べば調剤を受けられます。
5.2 資格確認書なら、医療機関かマイナポータルで引換番号を確かめる
資格確認書で受付をする場合や、訪問の前に引換番号を伝えたい場合は、処方箋を出した医療機関に引換番号を確かめるか、マイナポータルで引換番号を確かめて薬局に伝えます。
マイナポータルやお薬手帳アプリでは、登録された自分のお薬の情報を確認できます。市販薬を買うときの飲み合わせの確認にも使えると、リーフレットは紹介しています。
5.3 処方内容(控え)は、お薬を受け取ったあとは破棄してよい
Q&Aでは、処方内容(控え)は薬局でお薬をもらうまで保管し、もらったあとは破棄して構わないとしています。控えは、一度お薬をもらったあとに再利用することはできません。
6. まとめ
電子処方箋は、処方箋を電子化して医療機関と薬局でお薬の情報を共有する仕組みです。2026年8月時点の導入率は、薬局が91.4%、医科診療所が31.2%、病院が21.4%、歯科診療所が11.5%で、処方箋を出す医療機関の対応が電子処方箋を使えるかどうかを分けています。
電子処方箋は、マイナ保険証でも資格確認書でも利用できます。資格確認書で受付をするときは、処方内容(控え)に書かれた引換番号を薬局に伝えるので、お薬を受け取るまで控えを手元に置いておきましょう。