・マイホームを手に入れたいと思っているか
・マンションと一戸建て、どちらに住みたいか
・都心や田舎など、住む場所にこだわりがあるか
・子どもは何人欲しいと思っているか
・子どもにはどのような教育をしたいか
・老後はどのような生活を送りたいか

これ以外にも、結婚式や旅行、親の介護といったさまざまなイベントや出来事が待っています。お互いの考えをもとに、何にどのくらいお金がかかりそうなのかを予想しておきましょう。今後の貯金のスケジュールが立てやすくなるだけではなく、意見のすれ違いによるトラブルを防ぐこともできますよ。

他人事ではない家庭内のトラブル例

「あれこれ考えなくてもなんとかなる」「大企業に勤めているから大丈夫」と考えている人も多いのではないでしょうか。たとえ新婚当初は平和でも、時間がたつにつれて状況が変わってしまったケースも少なくありません。

なかには、結婚後に収入面以外の苦労をした人もいるようです。その状況を聞いてみました。

・「年収400万円の彼と結婚し、とくに大きなトラブルもなく生活していました。ところが…子どもが生まれた途端、家計は火の車に。こんなに育児にお金がかかるなんて、思ってもみませんでした。これから子どもにかかる教育費を考えると、憂うつになってしまいます」

・「夫は大企業に勤務しているので、この先もずっと安泰だと思っていました。しかし、結婚後は思うように出世できない状態が続くことに。それどころか、経営が悪化したためボーナスは下がる一方です。後輩の方が先に昇進しているようですが、夫のプライドを守るため何も言わないようにしています」

・「自営業の夫はとても仕事熱心で、ありがたいことに収入にも恵まれています。でも、多忙すぎるところが難点ですね。とくに出産直後は夫の協力が得られず、私はワンオペ育児でフラフラ。収入はよくても、子育て面は不満ばかりです」

まとめ

結婚後のトラブルを防げるかどうかは、事前の話し合いがカギを握っています。大切なのは、新婚当初だけではなく今後の家計を予測すること。子どもが生まれたとき、マイホームを購入したときなど、支出が増える状況を見通しておきましょう。「このままだと厳しい」と感じたら、理想の中から妥協点を探す、共働きを視野に入れるといった選択肢もありますよ。

LIMO編集部