巷でよく言われる「子育ては体力勝負」というフレーズ。一言で言ってしまうと簡単ですが、実際に体験すると「これほどしんどいとは…」と肩を落とす場面もあります。実際に何がどれほど大変なのか、3児子育て中の筆者がご紹介します。

赤ちゃんは重い。さらに意志がプラスされると…

ママが赤ちゃんを抱っこするのは、当たり前の光景。その赤ちゃん、生まれたときは約3キロ前後、半年で約7~8キロ、1歳で約10キロ、2歳で約13キロになります。重さだけでみれば、かなりのものでしょう。

1人目は「立って抱っこを1~2時間してくれなければ眠れません」というタイプだったので、産後の骨盤が戻らずあちこち体の痛い中、毎晩2時間立ちながら抱っこをしていました。

他にも、授乳やおむつ替えは、昼夜問わず1~3時間ごと。そのたびに重い赤ちゃんを動かすので、「産後腱鞘炎になった」とよく聞きます。

現代の抱っこ紐は機能的とはいえ、1時間も抱っこしながら歩けば、腰や肩が痛み始めます。「子どもから目が離せないからおんぶをしながら家事」は育児あるあるですが、10キロ近い赤ちゃんをおんぶしながら料理に洗濯物は辛いところ…。筆者も腰痛と肩こりには悩まされました。

ただ重いだけでも負担ですが、さらに「意志」がプラスされると大変なことになります。赤ちゃんは7~8か月頃になると色々なものに興味を出して動いたり、1歳近くになれば抱っこ紐から抜け出そうとします。1歳半を過ぎればイヤイヤ期が始まり、泣いたり暴れることも。

約13キロの泣いて暴れてイヤイヤする子をどうにか抱っこするのは、非常に体力と根気がいるものです。小柄な筆者にとっては、13キロ前後ともなれば、自分の体重の3分の1。

下の子2人は2歳差だったので、「8キロの末っ子を抱っこしながら、13キロの泣いて暴れる2人目を抱きかかえる」という場面もありました。

育児の”セットメニュー”が辛い

育児で辛いのは、次のような点がセットでやってくることです。