年収は実力を表している?年収1000万円プレーヤーが転職できない理由とは

Oさんは某転職エージェントで、アドバイザーをしています。あるとき、Oさんのもとに、転職希望のMさんが相談に訪れました。

Mさんの現在の年収は1000万円。誰もが目標とする、いわゆる1000万円プレーヤーです。「給与面に不満はないが、このところ会社のやり方に納得のできないところが多く、できれば心機一転、新しい会社で自分の力を活かしたい」というのが、転職を希望する理由でした。

「想像したより、たくさんのハイクラスの求人があるということを知って、本格的に転職活動をしようと決心して動き始めました。でも、何社かエントリーしたのですが、ほとんど書類選考で落ちてしまうんです。職種も業界も、かなり幅広く検討しているんですよ。まあ、今までの実績という点を考えますと、今と同等、もしくはそれ以上の給与額が支払われて当然ですから、その点だけは譲れません。でもそれ以外はかなり譲歩しています」というMさん。

続きを読む

Mさんの話を聞いた後、Oさんは静かに切り出しました。『その、一番譲れない条件が、転職活動がうまくいかない理由ではないでしょうか?』

年収1000万円の手取り額は?

転職先選びの条件として、Mさんが絶対に譲れないという「年収1000万円」ですが、実際のところ、どのぐらいの手取り額になるものなのでしょうか?

2019年9月に国税庁が発表した「民間給与実態調査」によると、1年を通して勤務した給与所得者は5026万人であると示されています。そして、1000万円以上の年間給与所得を得ているのは248.9万人。つまり、日本の給与所得者のなかで年収1000万円以上である割合は約5%となります。

ただし、年収が上がれば税金や社会保険料もアップします。増額した分がそのまま手元にくる訳ではなく、税金や社会保険料などが引かれた分だけが手に入るのです。

年収1000万円の人の手取りは、だいたい700万円ほど。教育費やローン返済などにお金を費やしていると、生活が豊かになった実感がないというケースも多いようです。

ただし、手取り額は扶養家族や加入している保険の有無などによっても左右されます。あくまでも目安として捉えておきましょう。

年収1000万円の人はどんな業種?

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
執筆者
LIMO編集部
  • LIMO編集部
  • 株式会社ナビゲータープラットフォーム

LIMO編集部は、日本生命やフィデリティ投信で証券アナリストやポートフォリオマネージャーであった泉田良輔を中心に、国内外大手金融機関勤務経験、ビジネスネットメディア運営経験者やファッション誌元編集長、業界専門紙の記者出身者、学習参考書などの書籍校閲・校正経験者、またWebマーケティングスペシャリストなどが編集や執筆作業を行い、運営をしています。沿革としては、LIMOの前身である投信1(トウシンワン)は個人投資家向け金融経済メディアであるLongine(ロンジン)の執筆者である国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーやビジネス系インターネットメディア運営経験者等を中心に立ち上げました。サブスクリプションモデルで一定の成功を収めていたLongineですが、グループ内で新サービスを展開ることとなり、多くの読者の声に惜しまれながらLongineのサービス自体は2020年3月に終了となりました。Longine編集部メンバーは引き続きLIMO編集部のメンバーとして在籍し、お金のプロとしてコンテンツ編集や情報を発信しています。LIMO編集部は、国内のみならずグローバルの視点から、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報をわかりやすくお届けします。