我が子のために生活を切り詰め、満足のいく教育を施してあげたい。しかし、どう考えてもそういったお金が用意できない場合、教育格差の波に飲み込まれてしまうしかないのでしょうか。また、東京や大阪といった都市部以外に住んでいて、近くに相応の学習環境がないという人もたくさんいます。

そういった方におすすめなのが、この「秋田式学習法」です。実は、秋田県は全国で1,2位を争う成績上位県として有名です。国立教育政策研究所の行った「平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】」の結果によると、秋田県は全国1位、東京都は5位という結果でした。

それでは、秋田県の子供たちはどのような学習をしているのでしょうか。秋田県の子供たちは自分で計画を立て、毎日1時間以上勉強時間を確保している子供が半数以上いるといいます。この学習姿勢こそ学力アップに結び付いていると考えられ、この姿勢の元となるのが「秋田式学習法」なのです。

秋田式学習法では、家庭学習ノートというものを使用しています。使い方はいたってシンプル。自分で問題を出し、その答えを解く。そして、そのノートに対し親や先生といった大人がコメントを残します。自分が考えた課題に対し答えを導き出す経験は、考える力や学習の姿勢を形成し、低学年からそれを繰り返した結果、優秀な成績を残せるように成長していくといいます。周りの大人が子供の意欲を活かし伸ばしていく。お金をかけなくても可能な、早期教育のひとつではないでしょうか。


まとめ

子供のためを思って、いろいろ悩んでしまうのはどんな親でも同じ。お金があろうとなかろうと我が子の将来は心配なものです。そこで、白熱するあまりよく起こるのが夫婦間での教育方針の対立です。夫婦の意見が必ずしも一致するとは限らず、大切な問題だからこそお互い譲らず、大きな揉め事になってしまうことも。


とはいえ「よい環境で子供を育てたい」と願うのであれば、両親が仲良く笑顔で接してあげることがなによりも大切です。主役であるはずの子供が不在になってしまわぬよう家族で足並みをそろえ、将来を見つめていけるといいですね。


<参照>
ソニー生命「子どもの教育資金に関する調査2019」
文部科学省「子供の学習費調査」(平成28年度版)
国立教育政策研究所「平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査 調査結果資料【全国版/小学校】」
主婦の友社『最新版 やる気スイッチが入る秋田県式家庭学習ノートで勉強しよう!

LIMO編集部