10月に入り、2026年度(令和8年度)の帯状疱疹ワクチンの定期接種は、組換えワクチンを2回受け終えるための期限まで残り4か月ほどになりました。浜松市は、1回目を受ける期限を「2027年1月31日まで」と案内しています。
令和8年度の各自治体の案内によると、2回接種する組換えワクチンの自己負担は、練馬区と仙台市が2回で2万2000円、浜松市は2回で「3万6000円」です。
定期接種といっても無料ではなく、受けられるのは対象になった年度の1回の機会だけです。今年度に受けなければ、5年後にもう一度定期接種の対象になるわけでもありません。
この記事では、今年度に対象になる生年月日と、組換えワクチンの自己負担の目安、1回目をいつまでに受ければよいかを確かめます。
1. そもそも帯状疱疹ワクチンの定期接種とは?今年度に対象になる生年月日
帯状疱疹は、子どものころにかかった水ぼうそうのウイルスが体の中に潜み、再び活発になることで起こる病気です。厚生労働省によると、70歳代で発症する方が最も多くなっています。
帯状疱疹ワクチンは、2025年度から予防接種法にもとづく定期接種になりました。対象は、その年度に65歳を迎える方です。2025年度から2029年度までの5年間は経過措置として、年度内に70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳を迎える方も対象になります。
2026年度に対象になる生年月日は、次のとおりです。
昭和36年4月2日〜昭和37年4月1日生まれの方は、令和8年度に65歳で定期接種の対象1/3
出所:練馬区「帯状疱疹ワクチンの定期接種について」、仙台市「高齢者帯状疱疹の予防接種(定期接種)について」をもとにLIMO編集部作成
気をつけたいのは、定期接種の機会が1人1回に限られている点です。練馬区は、今年度に65歳になる方が接種を受けなかった場合、5年後に70歳になっても定期接種の対象にはならないと案内しています。
過去に水ぼうそうや帯状疱疹にかかったことがある方も、定期接種の対象です。すでに帯状疱疹ワクチンを受けたことがある方は、接種の記録を手元に、お住まいの市区町村に対象になるかを問い合わせてください。
2. 組換えワクチンの自己負担はいくら?3自治体の例では2回で2万2000円〜3万6000円
令和8年度の案内で比べると、組換えワクチンの自己負担は、今回調べた3自治体では1回1万1000円〜1万8000円で、2回受けると2万2000円〜3万6000円です。1回で済む生ワクチンは4000円〜5000円でした。
厚生労働省は、定期接種の実施期間や費用は自治体によって異なるとしています。同じ組換えワクチンでも、練馬区と浜松市では2回分で1万4000円の差があります。
お住まいの自治体の金額は、春に届いた案内はがきや予診票、または自治体のホームページの帯状疱疹ワクチンの定期接種のページで確かめられます。
生活保護を受けている世帯の方は、3自治体とも自己負担がかかりません。浜松市と仙台市では、世帯全員が住民税非課税の世帯の方も免除の対象です。免除の範囲や必要な書類は自治体ごとに違うため、接種の前に確かめてください。
練馬区と浜松市は、接種したあとの払い戻しは行っていないとしています。予診票や接種券を持たずに受けると助成が受けられないことがあるので、接種の前に手元にそろえておきましょう。
組換えワクチンは2回分で高くなる一方、厚生労働省によると、帯状疱疹を防ぐ効果は5年たっても9割程度と報告されています(生ワクチンは5年で4割程度)。どちらを受けるかは、医師と相談して決めてください。
