海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、アメリカで動物保護をしているThisIsHouston RescueさんのInstagramアカウント@this_is_houstonの投稿。

ノミとダニに覆われた状態で保護された仔犬が、見違えるように回復していく姿を動画で紹介してくださっています。

執筆時点で6000回再生、約1200件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、レスキューされた動物たちの回復に欠かせない存在である獣医師や動物看護の年収についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. ノミとダニに覆われていた仔犬を保護

発見時の様子と治療を受けるビンクス1/2

発見時の様子と治療を受けるビンクス

出所:@this_is_houston

海外のSNSで、ノミとダニに覆われていた仔犬の救出劇が話題を呼んでいます。救出された仔犬の名前は「ビンクス」。

ビンクスが発見された時、あたりには亡くなった犬の骨らしきものが散乱していたそうです。

ビンクスは肋骨がくっきり見えるほど痩せ細っているだけでなく、大量のノミとダニに覆われていることも分かりました。

元気な姿で里親のもとに迎えられたビンクス2/2

元気な姿で里親のもとに迎えられたビンクス

出所:@this_is_houston

ビンクスは動物病院で治療を受けることになり、少しずつ元気を取り戻していきました。

退院したビンクスは、里親のもとで幸せに暮らしています。

ネット上ではビンクスの回復を喜ぶ声が、多数集まっていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

2. 著者からの一言コメント

森川 ちづる
亡くなった犬の骨らしきものが散乱していたという発見時の描写に、ビンクスが置かれていた環境の過酷さを感じました。彼が生き延びられたこと自体、幸運だったのかもしれません。

ノミやダニは、痩せて免疫力の落ちた野良の動物に寄生しやすく、大量に寄生されると貧血や皮膚炎、さらには感染症を引き起こすこともあります。特にダニは、犬の血液を媒介して重篤な病気をうつすことがあるため放置は厳禁です。

飼い犬であっても油断はできません。散歩の多い季節はもちろん、室内飼いでも人の衣服について持ち込まれることがあるため、月1回程度の予防薬の投与や、散歩後に体をチェックする習慣をつけましょう。もし寄生されているのを見つけたら、自己流のブラッシングだけで済ませず、動物病院で適切な駆除を受けることが大切です。

痩せ細ってノミやダニに覆われていたビンクスが、今は里親のもとで穏やかに過ごせていることに安心しました。彼がこれからも健やかでありますように。

3. 「命を救う現場」を支える専門職の経済的リアル。獣医師・動物看護の年収はいくら?

厚生労働省「令和7年 賃金構造基本統計調査」を元にした就業者統計データによると、全国の獣医師の平均年収は680万5000円(平均年齢38.7歳)、動物看護従事者の平均年収は351万9000円(平均年齢38歳)です。

ハードな業務に対して動物看護師の過半数が給料に不満を抱く実情もありますが、2022年の愛玩動物看護師国家資格化などを背景に、今後の待遇改善や推移が注目されています。

同じ38歳前後という年代でありながら、獣医師と動物看護師の年収には大きな開きがあります。

ここで注目したいのは、同じ年代でありながら両者の差がおよそ1.9倍にのぼる点です。専門性と資格の違いが、そのまま年収差として表れていると読めます。実際、日本動物看護職協会の調査では、給与に『不満』『非常に不満』と答えた方が合わせて54.5%と過半に達しています。ただ、2022年に『愛玩動物看護師』が国家資格化されたことは、担い手の専門性に裏づけを与え、参入のハードルを設ける動きでもあります。こうした資格化は、一般に中期的な待遇の下支え要因になりうると私は考えています。

獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」
獣医師・動物看護師の平均年収はいくら?国家資格化で注目の「給与とリアルな待遇」

参考資料

森川 ちづる