海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がYouTubeで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護活動を行うアカウント「Paws Show」さんのYouTubeアカウント@PawsShowの投稿。

投稿には、新年を迎えて間もない頃にお腹が大きく膨れ上がった状態で発見された犬ニューイヤーが、フィラリア症の末期と診断されるほど深刻な状態から、懸命な治療を経て少しずつ回復に向かっている様子が綴られています。

執筆時点で5466回再生、約540件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、犬の生涯費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【お腹が大きく膨れ上がっていた犬】発見時の壮絶な状態

動物病院に運ばれ、うつむくニューイヤー1/5

動物病院に運ばれ、うつむくニューイヤー

出所:@PawsShow

投稿によると、ニューイヤーは新年を迎えて間もない頃、お腹が危険なほど膨れ上がった状態で路上を彷徨っているところを見つけられたといいます。それでも笑顔を絶やさない様子だったといい、見つけた人は涙が止まらなかったと振り返っています。

ニューイヤーは首輪をしていたことから、以前は飼われていたとみられ、病気になってから見捨てられたのではないかとも感じさせる状態でした。動物病院で検査を受けたところ、フィラリア症の末期に加え、肝臓の損傷、肺機能の低下、そして重度の体液貯留(腹水)が判明。体液を抜く処置にもショックを起こすリスクが伴うといい、たとえもう一日でも長く生きられるようにと、できる限りの治療が求められる深刻な状態だったといいます。

2. 【緊急の処置を経て】ニューイヤーの回復に向けた歩み

重いお腹を抱えながらも元気を見せるニューイヤー2/5

重いお腹を抱えながらも元気を見せるニューイヤー

出所:@PawsShow

緊急の検査と体液を抜く処置を受けたのち、ニューイヤーは少しずつ生きる意志を見せ始めました。尻尾を振って食事を摂り、部屋の中を探索して回るようになったといいますが、当時の体はやせ細り、皮膚と骨だけのように痩せていたとも伝えられています。体液を抜いた翌日には再びお腹が膨らむこともあり、苦しいときはただじっと横たわっている日もあったといいます。

それでも、ニューイヤーの表情は日を追うごとに明るくなっていったといい、フィラリア治療を続ける中で体調は少しずつ安定に向かっているとされています。投稿では、治療は今後さらに強度を上げていく予定だと伝えられる一方、体液の再貯留は今のところ抑えられているとの報告もあり、多くの支援者に見守られながら、ニューイヤーは今も懸命に治療を続けています。

コメント欄では

  • 「彼女を救ってくれて本当にありがとう。ニューイヤー、大好きよ」
  • 「なんて愛らしい女の子でしょう。早くよくなりますように。ドイツから愛と感謝を込めて」

など、ニューイヤーの回復を願い、称える声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のワンちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回、ニューイヤーの投稿をリサーチする中で強く印象に残ったのは、「たとえもう一日でも長く生きられるように、できることは何でもしてほしいと頼んだ」という保護主の言葉でした。新年を迎えて間もない頃、お腹が危険なほど膨れ上がった状態で路上を彷徨っていたというニューイヤー。首輪をしていたことから、以前は誰かに飼われていた可能性が高く、その事実を思うと胸が痛みます。動物病院での診断はフィラリア症の末期、肝臓の損傷、肺機能の低下、重度の体液貯留と、どれをとっても深刻なものばかりで、体液を抜く処置にすらショックのリスクが伴うほどの状態だったといいます。それでもニューイヤーは、緊急の処置ののちに尻尾を振り、食事を摂り、周囲を探索するまでに、少しずつ生きる意志を見せていきました。体液は繰り返し溜まることもあるといい、フィラリア治療は現在も続いていて、ニューイヤーの回復への道のりはまだ途中です。もし身近で衰弱した動物を見かけたら、自己判断で放置せず、まずは地域の動物病院や保護団体に相談することが、命をつなぐ第一歩になるはずです。この記事を通じて一番伝えたいのは、深く傷ついた命であっても、諦めずに寄り添う人がいる限り、少しずつでも前へ進んでいけるということです。ニューイヤーがこれからも穏やかに回復を続けていけることを願っています。

4. 命を迎える覚悟のために。犬の生涯費用はどれくらい?

過酷な環境から救い出された犬たちの姿を見ると、命を預かることの重みを改めて感じます。実際に犬を迎える際には、平均寿命まで見据えた生涯費用を知っておくことも大切です。

2025年のデータでは、犬全体の生涯必要経費は平均「278万4190円」で、超小型犬は「300万2239円」と、体の大きさに関わらず高額になる傾向があります。

私はアナリストとして、金額は「総額」と「単位あたり」の両面で見る癖をつけてきましたが、犬の生涯費用もその視点で眺めると発見があります。ペットフード協会の令和7年(2025年)調査では、犬の生涯必要経費は平均278万4190円。大きさ別では超小型が300万2239円で最も高く、中型・大型(277万5565円)を上回っています。

(中略)

もう一つ大切なのは、費用が毎年一定ではないことです。記事も触れているとおり、初年度は用品やワクチン、高齢期は医療費と、支出には山があります。ですから総額の大きさに身構えるより、「年あたり約20万円を、毎月に均してコツコツ備える」と捉えるほうが現実的です。早めの積立や、必要に応じた保険の検討でこの山谷をならしておくと、長い時間を穏やかに過ごせるのではないでしょうか。

犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」
犬の生涯必要経費は約278万円、大きさ別では超小型犬が300万超と最高。平均寿命から算出した「一生分の費用」

フード代や医療費、トリミング代などを含め、2023年から3年連続で上昇を続けています。最後まで責任を持って迎えるためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

5. 今読まれている【LIMO アニマル・ストーリー部のおすすめ記事】3選

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参考資料