同じ日本でも、都会と田舎の暮らしでは多くの違いがあります。その違いは、周りの景色や気候だけではありません。なかには、教育や文化の差を感じた人もいるようです。

では、具体例にどのような点が異なっているのでしょうか。「自分の知らない暮らしを目の当たりにした」「都会と田舎の違いを痛感した…」という人に、その内容を聞いてみました。

都会と田舎、それぞれの子育て環境

まずは、子育て環境の違いを見ていきましょう。住んでいる場所によって、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

田舎の子育て環境

・「小学校の児童数が少ない分、先生の目が行き届いています。運動場や体育館をのびのびと使えるのも嬉しいですね。学年を越えた人間関係が築けるのもメリットでしょう」

・「都会より住居費が安いので、教育費を貯めやすかったです。将来子どもが下宿をすることを見通し、しっかりと貯金することができました」

・「近くに私立の学校がないので、中学受験の選択肢はほとんどありませんでした。あれこれ悩むことなく、みんな同じ公立に進学していましたね」

都会の子育て環境

・「幼児教育や習いごとの教室が多く、子どもに合ったところに通わることができました」

・「電車で通える範囲に、私立小学校がいくつもあります。よりよい学習環境を与えたい親にとっては、恵まれた環境だと思います」

・「近くに大きな公園がなく、遊び場に困っています。かといって、遠出をすると交通費や駐車場代がかかるし…」

都会は習いごとや学校の選択肢が多い反面、金銭的負担が大きい、どの進路にすべきか悩むといったデメリットもあるようです。住居費が高いことも踏まえると、教育費をしっかりと確保しておく必要があるといえるでしょう。

都会と田舎は老化スピードも違う?