金融機関などでよくあるのが、女性に対する「あなたでは話にならないので上の人を呼んできて」というもの。株や証券といった商品はどうしても男性の方が詳しいという思い込みがあります。しかし、世の中には男性社員より豊富な知識を持ちバリバリと働く女性社員も多く存在します。

また、童顔のため責任者であるにもかかわらず「上司に変われ」と言われてしまう人もいるそう。どうしても人を見た目で判断してしまいがちですが、店頭に立つのはその道のプロです。一度話を聞き、その人の持つ本当の力を知ってから他の人を指名しても遅くはないのではないでしょうか。

店員さんと個人的な関係になろうとする

最後に、こちらはクレームというより迷惑なお客さんです。「うちの飲食店は女性従業員が多いため、男性客から連絡先を渡されて困っているアルバイトが多数います。中には終わる時間まで表で待っているような人もいるので、身の危険を感じることも。

そのまま帰宅させ何かあってはいけないので、なるべく男性従業員と終わる時間を被らせたり、連絡先を渡された際にはすぐに上の人間に報告させたりするようにしています。『当店ではお客様の個人情報を取り扱えないようになっている』と、少し威圧的にお返しすることで、もう来ていただかないようブロックしています」就業中はどうしても相手をあしらうわけにもいかず、困ってしまうことが多い若い従業員たち。そこを狙った客も多くいるそうです。

まとめ

日本には昔から「お客様は神様だ」という言葉があります。しかし、それはあくまでマナーを守ったお客様のこと。お金を払えば何をしてもいいというわけではなりません。働く人ひとりひとりにも立派な人権があります。

傍若無人にふるまっていいというわけではないことを理解し、相手の立場に立つことで、うっかりクレーマーになってしまわずに済むのではないでしょうか。

LIMO編集部