海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、アメリカ・ニューヨークを拠点に子犬・子猫の保護活動を行う団体のInstagramアカウント@puppykittynycityの投稿。

投稿されたのは、脚の切断手術が必要なほど衰弱している子猫「Baby Jane」が病院に運ばれ、手術に耐えられる体力を取り戻すため、鎮痛剤や輸液、抗生剤などによる懸命な治療を受けている現在の様子です。

執筆時点で16,000回再生、約2,168件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、保護猫を迎える際に知っておきたい、猫の飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【衰弱しきっていた子猫】Baby Janeが置かれていた状況

保護された当時の様子1/3

保護された当時の様子

出所:@puppykittynycity

投稿を通じて伝えられたのは、脚の切断手術が必要なほど深刻な状態にある子猫「Baby Jane」の姿です。支援金の目標額にはまだ届いていないものの、これ以上治療を先延ばしにできないと判断され、Baby Janeはすでに病院へと運ばれました。

投稿では「どんな子猫よりも辛い経験をしてきた、それでもまだ闘っている」と紹介されており、幼いながらに過酷な状況を耐え抜いてきたことがうかがえます。

2. 【手術を待つ子猫】Baby Janeの現在の治療

現在の治療の様子2/3

現在の治療の様子

出所:@puppykittynycity

病院に運ばれたBaby Janeですが、あまりに衰弱していて、すぐに手術を受けられる状態ではありませんでした。獣医療チームは、鎮痛剤の投与や輸液、抗生剤などによる支持療法を通じて、まずは容体を安定させることを最優先に治療を続けています。

脚の状態を確認されるBaby Jane3/3

脚の状態を確認されるBaby Jane

出所:@puppykittynycity

手袋をつけたスタッフの手で、そっと脚の状態を確認されるBaby Janeの様子も伝えられています。体力が十分に回復した段階で、命を救うために必要な脚の切断手術に臨む予定だといい、治療はすでに始まっているものの、Baby Janeの容体はまだ予断を許さない状況が続いています。

コメント欄では

  • 「本当に愛らしい女の子……骨と皮ばかりで可哀想。本来なら母猫に甘えていられるはずの年齢なのに、たった一人ぼっちなんて。抱きしめてあげたい」
  • 「なんて健気なんでしょう。この子はまだ知らないけれど、これから先にはきっと良い日々が待っています」

など、Baby Janeの回復を願う声が多数寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
海外の動物レスキュー投稿を数多く見てきましたが、今回のBaby Janeのように「まだ結末が見えていない」段階の投稿を目にすると、胸が締め付けられる思いがします。回復して笑顔を取り戻した後日談を紹介できることは多いのですが、今この瞬間もまだ痛みと闘い、手術という大きな山を越えられていない子がいるという事実を、私たちはつい忘れがちです。取材を通じて感じたのは、SNSでの発信が単なる感動の消費で終わらず、実際の治療や保護活動を支える力になっているということです。読者の皆さんにお伝えしたいのは、保護猫や保護犬を迎えることだけが動物を助ける方法ではないという点です。里親になれなくても、正確な情報をシェアしたり、身近な保護活動団体の存在を知っておくだけでも、いざというときに力になれます。Baby Janeがどうか手術に耐えられるだけの体力を取り戻し、次の一歩を踏み出せる日が来ることを、一人の書き手として願わずにはいられません。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

参考資料