このような人たちは、自分たちが優位な立場に立つために相手を陥れたり、周囲から笑い者にされるように仕向けたりするのが常套手段。下記のようなケースもあるようなので、違和感などを覚えたら、できるだけ早く距離をとるようにしましょう。

Cさんのケース

「Cさんとだったら役員します!」と、私に承諾も得ず勝手にPTAの役員に立候補しておきながら、役員の仕事が始まると「ごめん、仕事が入っちゃった」などと毎回理由をつけ、役員の仕事をすべて押しつけられました。

結構ハードだったので、仕事と役員の用事に時間を取られて家事が後回しになり、夫と離婚の危機に。最悪の1年でした。それなのに次の年、また私となら立候補すると言い出したので、みんなの前で「今年は仕事が忙しいので難しい」と、きちんと断り、その人とは距離をとるようにしています。

Dさんのケース

Dさんは清楚で控えめな印象を与える人なのですが、馴染んでくると下ネタも話す親しみやすい人で、私も含めた一部のママ友とは、そういった下ネタも楽しんでいました。でも、そういった話は、他の人には漏らさないって、暗黙の了解がありますよね?

それなのに、あるママ友が「Dさんって、意外と下ネタすごいんだよね!」と、他の保護者やパパ友の前でバラしたのです。

「え! そう? Dさんが下ネタ言ってるのなんて聞いたことないけど?」と、かばってはみましたが、パパ友たちの興味は一気にDさんに集中。ママ友からもパパ友からも人気のあったDさんの評価は、この日を境に「したたか」「むっつりスケベ」とガタ落ち。

そのうえ、パパ友の1人から不倫しようと持ちかけられたり、下ネタを耳打ちされたりするようになり、保護者の集まりには来なくなってしまいました。

第1位:配偶者やパートナーに色目を使い浮気や不倫を持ちかける

たとえ、いまは自分のパートナーに不倫を持ちかけられていないにしても、不倫をするような人はイエローカード。いつ、どのような状況で、あなたのパートナーに恋心を抱いて誘い始めるかわかりません。

浮気や不倫は「他人の幸せを壊す行為」「自分の家庭を壊す行為」であり、それがわかっていながら衝動を抑えられない人というのは、ある種の病気とも言えるでしょう。ギャンブルや浪費と同じように繰り返す人も多いため、できれば親密にならずに表面上のお付き合いだけを心がけたほうが賢明です。

また、自分自身が浮気や不倫の誘いに乗らないよう気をつけることも大切。現実には、ドラマや映画のように「純愛」という言葉で済まされることは少なく、慰謝料請求や離婚に発展するケースが多いようです。

さらに、離婚をして不倫相手と一緒になったあと、相手が働かなくなったり散財したりして貧困に陥るケースやDV問題など、平穏な生活を送ることができずに離婚に至るケースも少なくありません。

隣の芝が青く見えるのは、「距離があるから」だということを忘れないようにしましょう。近づけば当然、枯れていたり害虫がいたりする部分もあるものです。

おわりに

保護者同士のお付き合いは、子供のこともあるため、何か嫌なことがあってもなかなか表だって「もう、かかわらないで」とは言えないものです。仲良くなる前に相手をよく観察し、違和感を覚えた段階で距離を置くことも考えてみましょう。

山内 良子