もう少しで10月に入り、新しい肩書で働き始めた方や、周りの昇格の知らせを聞いた方もいるかもしれません。そんなとき、ふと気になるのが「課長になっている人は、何歳くらいが多いのか」ということではないでしょうか。
厚生労働省の統計で課長級の人数を年齢ごとに並べると、いちばん多いのは50〜54歳で、全体の26.5%を占めていました。40代と50代を合わせると85.2%になります。反対に、30代の課長級は1割ほどでした。
係長級や部長級と並べると、役職ごとに年代で多い人数も見えてきます。課長級の人数が係長級を上回るのは45〜49歳から、部長級が課長級より多くなるのは60〜64歳からでした。
この記事では、課長級の人数を年代別に一覧にして、係長級・部長級との重なり方もあわせて確かめます。ご自身がいまどのあたりにいるのかを知り、これからの働き方を考える材料にしてください。
1. 【課長の年代別人数一覧表】最多は50歳~54歳
課長級として働く人は、厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」で全国179万6950人です。企業規模・男女・学歴をすべて合わせた数で、雇用期間の定めのない一般労働者が対象です。平均年齢は49.5歳、平均の勤続年数は20.9年でした。
1.1 【課長の年代別人数一覧表】
- 20~24歳:180人
- 25~29歳:9900人
- 30~34歳:4万490人
- 35~39歳:13万1750人
- 40~44歳:29万6550人
- 45~49歳:41万5600人
- 50~54歳:47万6390人
- 55~59歳:34万2840人
- 60~64歳:6万6830人
- 65~69歳:1万1920人
- 70歳~:4490人
- 計:179万6950人
年齢階級別に見ると、いちばん多いのは50〜54歳の47万6390人で、課長級全体の26.5%にあたります。次が45〜49歳の41万5600人(23.1%)、その次が55〜59歳の34万2840人(19.1%)、40〜44歳の29万6550人(16.5%)と続きます。
35〜39歳は13万1750人で7.3%、30〜34歳は4万490人で2.3%でした。25〜29歳になると9900人で、全体の0.6%です。反対に60〜64歳は6万6830人で3.7%と、50代後半から大きく減っています。
最多は50代前半にあり、その両側の40代後半と50代後半の方も多い状況です。平均年齢の49.5歳は、この山のちょうど手前あたりにあります。
2. 【年代別の割合】課長級の85.2%は40歳代と50歳代
5歳ごとの階級を10年ごとにまとめると、40代は71万2150人で39.6%、50代は81万9230人で45.6%です。この2つの年代で、課長級の85.2%を占めています。
30代は17万2240人で9.6%、20代以下は0.6%でした。60歳以上は8万3240人で4.6%です。課長級の10人のうち8人あまりが40代か50代で、30代は10人に1人ほど、ということになります。同じ40代・50代でも、50代のほうが課長級は10万7080人多く、10年ごとにまとめても最も多い人数が50代にあることは変わりません。
45歳以上に絞ると、課長級の73.4%が入ります。課長級の多くは、40代後半から50代の人が担っている、ということです。
ただし、これは「いま課長級にいる人」の年齢です。何歳で課長になったのかを示す数字ではありません。30代で課長になった人も、その人がいま50代なら50代として数えられています。
たとえば、ある年代の課長級が多いからといって、その年代で課長になりやすいとは限りません。年代ごとの人数には、その年代で働いている人の多さも映っています。人数の山は、昇進のしやすさだけを表したものではないということです。年齢の並びは、全体のおおまかな形として見てください。
次のページでは、係長級・部長級と人数を重ねて見ていきます。
