他人を引き合いにだす
子どもを褒めるときに、ほかの子どもやきょうだいを引き合いにだしてしまうのは、あまりよい褒め方とはいえません。ほかの子どもを引き合いにだしていると、だんだんほかの子どものことをライバル視してしまうことも。そうすると、子どもの中で勝ち負けに似たような感情が生まれてしまうのも考えられます。
もしも、ほかの子に負けてしまった場合、一気に自信をなくしてしまう可能性もあるので、子どもを褒めるときはほかの子を引き合いにだすよりは、子ども自身を褒めてあげるようにしましょう。
なんでも褒める
なんでも褒めていいのは、子どもが小さい頃だけにしましょう。褒めてあげることは大切ですが、なんでも褒めていると自己陶酔しやすくなってしまうことも。また、子どもによっては簡単にできることを褒められると、「自分はこれくらいのことでこんなに褒められるような存在なんだ」と感じて、不安になったり落ち込んでしまったりするかもしれません。
年齢別に褒め方を工夫しよう
0~2歳ぐらいの子どもの褒め方
一口に褒めるといっても同じ褒め方をずっと続けるのではなく、子どもの成長にあった褒め方を実践することも、とても大切なポイントです。例えば、0~2歳ぐらいの子であれば自尊感情を高めてあげたい時期のため、たくさん褒めてあげるのがおすすめですよ。
自分で立てるようになると、だんだん自分でやりたいことがでてきます。自分でやりたいことがでてくると、少しだけ反抗することもありますが、叱るのではなく見守ってあげたりすごしやすい環境を作ってあげたりすることも重要です。
3~5歳ぐらいの子どもの褒め方
3~5歳ぐらいの子どもの場合は、言葉もわかるようになり、だんだん相手の表情から察することもできるようになってきます。さまざまな言葉を使って褒めてあげるようにしましょう。
ルールを守れるようになってくる年齢でもあるため、ルールを守れたときに褒めてあげてもいいですね。また、この時期はしつけも大事になってくるので、叱ることも重要な行為となります。
6歳~ぐらいの子どもの褒め方
6歳というと、勉強も始まりますよね。そうすると、親はついつい成績のことや授業のことに興味を持ちがちで、褒める内容もそれらに関連したものが多くなっていきます。もちろんそれが悪いことではないですが、学校のことのほかにも子どもの趣味などについて褒めてあげるのがおすすめです。
子どもの成長段階を意識しよう
年齢はあくまで目安であり、その子の成長にあわせた褒め方を実践することを意識したいところですね。一概にこうするのがよいというわけではなく、子どもの性格にあった褒め方を探ることも大切ですよ。なかなか大変なことですが子どもの成長段階を意識し、自尊感情を育てつつ上手に褒めてあげたいですね。
子どもを上手に褒めて自信をつけさせよう
褒めるということは、子育ての中でもなかなか難しいものですよね。褒めるということは子どもの自尊感情を高めるうえに、親の「あなたのことをよく見ているよ」といったメッセージでもあります。結果のみにとらわれるのではなく、子どもの成長段階にあった褒め方をできるよう、頑張りましょうね。
フェミエール