ここ近年、発達障害や通称「グレーゾーン」と呼ばれる、診断までには至らないが発達に偏りが見られるという子どもが増えていることをご存じでしょうか。

私には3人の子どもがいますが、そのうちの1人が発達障害のひとつとして知られている「ADHD(注意欠陥多動性障害)」と診断されています。

そこで今回は「医療機関へ行こうか迷っている…」という保護者のために、自身の経験から医療機関へ受診するタイミングについてご紹介していきたいと思います。

我が家は「年中の冬」に医療機関を初受診

ADHD診断が下りている我が家の息子は、年中の秋頃から「集団行動が取れない・じっと座っていられない・我慢ができない」などという行動が目立ち始めました。

保育所のクリスマス会でも動き回り、クラス全体で行う劇にもほとんど参加することはないばかりか、普段の生活の中でも「椅子にじっと座れない」「クラスメイトを叩く」「ものを壊す」など、行動が過激化。

年中の冬には保育施設から市の発達検査を受けるように進められ、市の発達専門医からは「大学付属の小児脳神経科で精密検査を」と伝えられました。

私が住んでいる土地は待機児童数もほとんどいないような田舎町なので、医療機関への受診も比較的スムーズに進みましたが、都会では数カ月〜半年待ちのところもざらなのだそう。

「うちの子ってもしかして…」と少しでも思うのであれば、できるだけ早く通っている保育施設や地域の自治体へ連絡し、発達検査について問い合わせてみることが重要です。

年長の1年間で「就学後の進路」を決定しなければならない