キャッシュレス化が進みつつある今の日本。電子マネーが広がったり、バーコードを読み取るだけで簡単に決済できたり、今までは想像もつかなかったような決済方法が登場していますよね。
しかし、みんな実際に利用しているのでしょうか。また、利用している人たちはどのように使いこなしているのでしょうか。今回は、キャッシュレス化について、働く世代の人たちに話を聞いてみました。
電子マネーやキャッシュレス決済は「ほぼ使っていない」派
意外と多かったのは、電子マネーやキャッシュレス決済をほとんど利用していないという人たちでした。これだけ話題になっているにもかかわらず、彼らが利用しない理由は一体何なのでしょうか。
ある40代の男性は「使いこなしている人もいるんだろうけど、あまり興味がわかない。おトクだとか割引があるって聞くけれど、アプリをもうそんなに増やしたくないし、セブンペイのような事態も怖い」と話します。
また、別の30代女性は「ちびちび使い分けをしたり、割引を利用したりするのも慣れれば問題ないかもしれないけれど、私としては面倒くささのほうが勝つ」と言います。慣れていない方法で決済するのは抵抗があったり、利用方法を覚えるのが面倒という人が多いですね。
確かに筆者も、最初は勝手がわからず利用するのにドキドキした覚えがあります。周囲の人がやっているのを見よう見まねでやってみたり、すでに利用している人からレクチャーを受けては「進化してるんだなあ」と感心したものです。
ただ、キャッシュレスを「ほぼ利用していない派」も、「PayPay」や「楽天ペイ」などバーコードで決済するタイプに対して抵抗があるだけで、SuicaやPASMOなどの電子マネーは抵抗なく利用している様子でした。
特定のサービスだけうまく活用している派は?
次に多かったのは、特定のサービスだけ利用しているという人たちです。たとえば、ある20代女性は「楽天ペイだけ利用している。PayPayのほうがおトクだよとか、LINEペイもいいよと言われるけれど、元々楽天カードも利用しているし貯まっている楽天ポイントを利用できるのもメリット」と言います。
別の20代女性は「最初は還元キャンペーンで大々的に盛り上がったから色々とダウンロードしてみたが、使い勝手的にPayPayに落ち着いた。日頃から結構PayPayで買い物をしている。色んなおトクなキャンペーンがあって楽しい」と話してくれました。
このスマホ決済やバーコード決済と呼ばれる類のサービス、確かに当初、大規模な還元キャンペーンを実施していましたよね。そのときにいくつかアプリをダウンロードした中から気に入ったサービスを使い続けることで、日頃の買い物でキャッシュレス決済が多くなってきていると答える人もいました。
割引目当てでバリバリ使いこなしている人も
ここからは、複数のサービスをバリバリ使いこなしているという人たちのお話です。