一方、「あえて叱らない」方針をとるママというのも存在します。こちらは家庭の教育方針として子どもを叱りません。それは大変素晴らしい考え方だと思います。しかし、その教育方針は、ときとして周囲を困惑させているようです。

叱らない家の子が、我が子に暴力をふるいました。しかし、ママは「そんなことするの、悲しいな」と声をかけるだけ。それは一度や二度のことではありません。ビシッと言ってくれたら直るのでは?とモヤモヤが残ります。また、自分が我が子を叱らないだけでなく「こういう子なので叱らないで」と周りへ強要するママも。子どもは何をしても叱られないため、悪いことを理解していないのでは?と思ってしまいます 。

このモヤモヤはどうしたらいいの?

では、周囲を困らせているのに親が叱らない場合、周囲はどうしたらいいのでしょうか。いくつかのパターンが挙げられます。

・うちで遊ぶ場合、叱らせてもらうことを了承してもらう。ただ、頭ごなしに怒るという意味ではなく、やさしく注意するよう心がければトラブルになりにくい。
・相手の親の性格を見極める。家庭内では叱らないけれど、家からでたら叱られるのも経験。そのように考えている親の場合、我が子と同じように注意ができます。しかし、中にはどんな人からも叱られた経験をさせたくない、という親も。そういった親の場合、ちょっとした行き違いがトラブルの原因にもなるため、モヤモヤしますが見て見ぬふりをするのが得策です。
・よそはよそ、と割り切り他人の子は叱らない。相手を尊重することにもなりますし、トラブルにもあいにくくなります。しかし、我が子に被害が及ぶような場合もあるので、距離感を誤らぬよう、注意が必要です 。

まとめ

意外と身近に潜む、叱らないママ。その実情は「叱りたくても叱れないママ」や「叱らないと強く決めているママ」など理由はさまざまなようです。

他人からすると疑問に思ってしまう我が子を叱らないということは、ただ甘やかしているわけではなく環境や方針などが伴っているのかも。そんな想像力を働かせることで、モヤモヤが少し晴れるといいですね 。

LIMO編集部