メーカー勤務のCさんにも、困った後輩社員がいると言います。「社会人4年目の男性社員。もう何を話しても誰が話しても、ワケがわからないことばかり言う。話を聞いていないのかと思っていたけど、聞いていても頭の中で違う方向に変換されてしまうみたい」と嘆きます。

指示が伝わらずやきもきしているCさんに代わって、部長や課長が手取り足取り指導したにもかかわらず、誰でも同じ結果で指導する側が先に心が折れてしまうと言います。

「性格的には明るくて元気で前向きだし、仕事への意欲はある。でも、どうしても仕事だけが前に進まない」とのこと。仕事への意欲があるのに仕事が進まないというのもツライですが、Cさん曰く、あまりに話が通じないので同じプロジェクトに携わっているメンバーがみんな途中で匙を投げるのだそう。

結局は彼抜きでプロジェクトが進んでいったり、ひどいときにはプロジェクトを外されたりして気の毒なような、納得できるような気がしていると言います。「いったいどう接していくのがベストなのか、部署の皆で試行錯誤を繰り返している最中」だと言うCさん。なんとか上手い指導方法が見つかるといいですね。

被害妄想が止まらない!「超攻撃型社員」

保険会社で働くDさんは、ある女性社員に困らされていました。彼女は社歴も長く、部長陣や経営層ともつながっているので扱いが難しいのだそう。「被害妄想が激しくて、彼女の気に食わない相手はすぐに悪口を言われてしまう。全社員を入れて攻撃メールを相手に送りつけたりする本当に厄介な人」とのこと。

「私は幸いにもまだうまく付き合えているので攻撃されることはないけど、いつ彼女の標的になるかと思うと気が気じゃない。『〇〇さんが~してくれないというので、代理で私がやります』というメールが飛んできたり、『本来であれば〇〇さんがやるべき仕事ですが、私のほうで担当しますので』などというメールが、関係ない社員をCCに入れてまで送られてくる」

「『代わりに私がやってあげる』という主張も多く、その人が『やらない』とは言ってないことでも、『態度で判断しました』なんて主張するので皆もうお手上げ状態。毎日、超ケンカ腰のメールを見せられてストレスが溜まる」のだそう。

あらぬ被害妄想を展開したり、人の悪口を言ったりする人は疲れますよね。こういう人には「触らぬ神に祟りなし」。なんとかスルーしてやり過ごすのが無難ですね。

まとめ

会社に一人は、こういう困った社員はいますよね。思わず「ウチにもいるいる」と思った人も多いのではないでしょうか。自分の後輩や部下など、関わらざるを得ない立場だとスルーするというわけにはいきません。いろんな人の話を聞いて参考にしつつ、彼らとの上手な付き合い方を考えていきたいものです。

大塚 ちえ