社会人として働いていると、驚くほどいろいろな個性を持った人々に出会いますよね。中には「ちょっとこの人とは働きづらいな」と思うような人もいると思います。今回は、様々な業界で働くアラサーOL4人に、職場での付き合い方に悩む「ちょっと困った人たち」について聞いてみました。
天然すぎて手に負えない「ゆるふわ女性社員」
あるIT企業で働くAさんは、後輩の指導に手を焼いているのだそう。その後輩とは、社会人9年目の女性社員。「もう30歳を超えているのに、自分の頭で考えることがなく、イチから教えなくてはならないのでかなり手を焼いている」とのこと。
最初は「天然でかわいらしく、30歳を超えても若々しくて、ゆるふわファッションが似合うのっていいな」と思っていたAさん。その後輩の女性は男性ウケがよく、ちやほやされていたのだと言います。
しかし、「一緒に働いてみると何でもかんでも聞いてくるし、基本動作ができていない。ルーティンの仕事も、毎日普通にこなしていると思うと、急に『いまさら! じゃあ今までどうしてきたの?』と思うようなことを聞いてくる」とAさんは嘆きます。
Aさんが指示したり指導したりしても、「こういうことですね!」と笑顔で返す内容がもう的外れなのだそう。「え、いまこう言ったよね? そんなこと言ってないよね?と、耳を疑うような相槌が返ってきてこちらはがっかりしてしまう」のだそう。
30歳を超えてコレではまずいと思いつつも、なかなか切り込めないというAさん。部長も呆れ顔らしく、もう構わなくていいと言われていると言います。「あまりにできることが少ないので、ほぼ電話番。でも愛想がよく付き合いもいいので、部署同士の交流会や親睦会のムードメーカーにはとてもいい」と、使いどころを探っているAさんでした。
誰かれ構わず! 肉食を超えた「超雑食系男性社員」
金融機関で働くBさんは、目下、他部署のある男性社員に困っているのだそう。「その男性は誰かれ構わず食ってしまう『超雑食系男子』。社内の女の子で声をかけられたことのない人なんていないと思う」と語ります。年齢、容姿、性格、部署など何も関係なく、とにかく女性と見れば声をかけるのだそう。
何でも、その男性社員はとりわけイケメンということではないそうですが、女性との心の距離の縮め方が絶妙にうまいのだと言います。「するっと心の中に入ってくる感覚はあります。以前から友達だったかのような。女きょうだいの中で育ったのかと思うくらい自然に女性との距離を縮めるし、何度断られてもめげずに誘ってくる」とのこと。
「だからこそ、不安でいっぱいの新入社員とか、中途採用の女性社員がよく狙われて泣きを見る。カレ自身は既婚だし子持ちだから本当に遊びなだけなのに、夢中になってしまう子もいる」と話してくれました。
「私たちのように、もう『ああいう人だ』ってわかっていればいくらでも対処はできる。でも新入社員が入ってくるたびにひっかき回されるので本当に厄介」と、Bさんはため息をつきます。