2. 17日の米国半導体関連株の動き

17日(現地時間)の米国市場では、前日16日のFOMCが政策金利を0.25%引き上げ、目標レンジを3.75~4.00%とする決定を下した後の警戒感が和らぎ、主要3指数がそろって上昇した。

米原油先物相場が値を下げてインフレ懸念が和らいだことに加え、米長期金利(10年物国債利回り)が節目の5%を下回ったことも、相対的な割高感が意識されやすいハイテク株の買い戻しを支えた。

S&P500種株価指数は85.95ポイント高の7,637.76(+1.14%)、ナスダック総合指数は439.88ポイント高の2万6,418.30(+1.69%)、ダウ工業株30種平均は316.14ドル高の5万1,778.04ドル(+0.61%)とそろって上昇した。

半導体関連株の比重が大きいフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は353.38ポイント高の1万1,599.49(+3.14%)と、主要3指数を上回る上昇率を記録した。

半導体・AI関連の個別銘柄は軒並み上昇した。時価総額最大手のエヌビディア<NVDA>は5.44ドル高の219.34ドル(+2.54%)、AMD<AMD>は32.59ドル高の545.09ドル(+6.36%)、ARMホールディングス<ARM>は20.92ドル高の264.90ドル(+8.57%)と大きく買われた。

メモリー関連も軒並み上昇し、マイクロン・テクノロジー<MU>は50.95ドル高の977.50ドル(+5.50%)、サンディスク<SNDK>は94.42ドル高の1,614.39ドル(+6.21%)、SKハイニックス<SKHY>は8.12ドル高の182.99ドル(+4.64%)とそろって値を上げた。

半導体製造装置関連では、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング<TSM>が12.54ドル高の430.26ドル(+3.00%)、ASMLホールディング<ASML>は27.45ドル高の1,629.67ドル(+1.71%)と、いずれも上昇した。

3. 米国の主な半導体関連株の騰落一覧(17日、現地時間終値)

17日(現地時間)の主な米半導体関連株8銘柄の終値・騰落率を一覧にまとめると、以下の通りとなる。

  • エヌビディア(NVDA):219.34ドル(+2.54%)
  • AMD(AMD):545.09ドル(+6.36%)
  • ARMホールディングス(ARM):264.90ドル(+8.57%)
  • マイクロン・テクノロジー(MU):977.50ドル(+5.50%)
  • サンディスク(SNDK):1,614.39ドル(+6.21%)
  • SKハイニックス(SKHY):182.99ドル(+4.64%)
  • 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM):430.26ドル(+3.00%)
  • ASMLホールディング(ASML):1,629.67ドル(+1.71%)

米半導体関連銘柄の値動き一覧1/1

米半導体関連銘柄の値動き一覧

出所:各データより筆者作成

4. 記者コメント

半導体・AI関連7銘柄は前日の米国株高を引き継ぐ形で全面高となり、日経平均も3営業日続伸で6万5,000円台を回復した。

前日16日のFOMCによる利上げ決定(0.25%、政策金利目標レンジ3.75~4.00%)を受けた警戒感の後退に加え、18日には日銀も金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げ、1.25%程度とすることを決定した。

6月会合以来3カ月ぶりの追加利上げで、1995年以来およそ31年ぶりの高水準となる。

植田和男総裁は会見で、2%の物価安定目標の実現に向けて「引き続き政策金利を引き上げる」としつつ「特定のペースは想定せず」と述べ、利上げ幅が市場の想定通りだったこともあって、東京市場に大きな動揺は生じなかった。

個別ではキオクシアホールディングスが+9.40%と最も値を伸ばし、高値引けとなった点が目立つ。

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高原 祥子