ルネサスの主役は自動車向けマイコン。元機関投資家が読む次の分岐点 2026.09.18 07:52 公開 執筆者イズミダイズム 監修者泉田 良輔 AIやデータセンター関連として注目を集めるルネサスエレクトロニクスですが、実際の稼ぎ頭は意外にも自動車向け事業です。日立や三菱電機の半導体部門をルーツに持つ同社は、なぜ自動車や産業用マイコンに強いのでしょうか。本記事では2026年4-6月期決算をもとに事業構造を徹底解剖。自動車市場の構造的限界と、企業価値を左右する成長の分岐点を元機関投資家が解説します。 この記事のポイント ルネサスの稼ぎの中心は、メモリやGPUではなく自動車向け「マイコン」である 自動車向け事業と産業・インフラ・IoT向け事業は、ともに力強い二桁成長を続けている 自動車の生産台数が伸び悩む中、今後の成長は「自動車以外の事業」が鍵を握る 産業・インフラ・IoT向け事業のどれかが単独で自動車を抜けば、会社の見え方が変わる可能性がある 記事の続きを読む 1/3 出所:ルネサスエレクトロニクス「2026年12月期 第2四半期 プレゼンテーション資料」を基にイズミダイズム作成 Check! 次のページでは、四半期ごとの売上推移グラフや「自動車生産台数×電装化比率」の構造を示した解説図をもとに、ルネサスの強みと課題を視覚的に紐解きます。日立・三菱電機・NECの半導体部門が融合した独自の歴史的背景や、主力であるマイコン製品の競争力、さらにフィジカルAI等の次世代領域で株価の評価が激変する注目シナリオを詳しく論じます。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 電通グループ、黒字転換でも株価が下落したのはなぜ?元機関投資家が最新決算を分析 電通グループの2026年12月期上期決算は、462.8億円の黒字へと劇的に転換しました。しかし、株価は市場の期待に反して上昇せず、むしろ下落する動きを見せています。業績が回復したように見える局面で、なぜプロの投資家は冷ややかな評価を下したのでしょうか。本業の実力を示す調整後営業利益の中身や海外事業の失速など、表面的な数字の裏に隠された株価伸び悩みの真相を元機関投資家が詳しく解き明かします。 バークシャー・ハサウェイはなぜ儲かる?元機関投資家が分析【バフェットの真価】13Fに載らない「丸ごと買収」と巨大保険グループの稼ぐ仕組み バフェット率いるバークシャー・ハサウェイ。世界的に有名な投資会社の真似をして株を買うーーーしかし、表面的な情報だけを追っても彼らの本当の儲けの仕組みは見えてきません。彼らの強みは株式投資だけでなく、企業そのものを丸ごと買い取って安定した資金を生み出す構造にあります。元機関投資家の泉田氏が、巨大企業の裏側にある独自の稼ぎ方を読み解き、個人の投資行動にも活かせる本質的な見極め方を明かします。 日本製鉄がUSスチールを買収した本当の理由。決算から見えた「国内需要の地盤沈下」 大手鉄鋼メーカーによる海外企業の大型買収。世間では相手方の救済と捉えられがちですが、決算資料を紐解くと国内事業が直面している厳しい現実が浮かび上がります。なぜ国内トップ企業が大きなリスクを負ってまで海外へ活路を求めなければならなかったのでしょうか。見かけのV字回復の裏に隠された収益構造の変化と、これまでのイメージとは全く異なる稼ぎ方のリアルを分かりやすく紐解きます。 米FRBと財務省はなぜ対立して見えるのか?元機関投資家が読み解く金利と政策の裏側 任天堂なぜ売上減で利益2.5倍?元機関投資家が紐解く「減収増益」のカラクリ LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #株式投資 #決算 #機関投資家