「我が子が産まれる前までは、こんなに自分が潔癖症だとは思いませんでした。独身時代から拘る傾向にはあったと思います。それが子どもを持った今、顕著に出ている気がしています。
私が特に気になるのは、衛生面です。さまざまなグッズを購入して対処しています。掃除機は排出される空気がクリーンな物に変えましたし、漂白剤も、水と塩だけで作る電解水(電解次亜水)を作成する器械を購入しました。肌にも優しいですし、元が水と塩ですから不純物が入っていないので安心です。出掛ける時には携帯用除菌シートは手離せません。」
こちらの方は子どもを持ったことで、衛生面に拘るようになったとのことですが、大なり小なり、親になった時にこのような傾向は出てくるのではないでしょうか。
例えば外出時、いままで気にならなかった道の段差や、駐車場での停車している車のドアの開け閉めにまで、目が行ってしまったり。駅のホームの、電車とホームの隙間を見るとドキドキしてしまうなど、『危険』と感じるセンサーが以前よりも過敏に働くようになってしまったと感じる方も多いようです。
今は子どもに視線が向いているけれど…
妊娠・出産を経て変わっていく夫婦のエピソードについて、ご紹介しました。我が子が小さい間は特に、その小さくか弱い存在を守るために、夫婦のカタチが変わることは当然とも考えられます。
ですが、それは夫婦として過ごす長い時間の中で言えば、せいぜい数年間のもの。その数年間を経た後に、またその視線は夫婦お互いに注がれていくことになります。その数年間の変化をともに楽しめる余裕を持ち、お互いにまた視線を向け合った時に思い出話として笑顔で語り合える、そんな風に過ごしていけたらステキですね。
LIMO編集部