シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は100円ショップ「キャンドゥ」を運営するキャンドゥ(2698)の、2019年9月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年10月10日に更新されたキャンドゥの2019年9月既存店売上高は、対前年同月比104.4%とプラス成長を果たしました。
また全社売上高も106.1%でプラス成長です。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社の2019年11月期の既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか。
既存店売上高は、これまで今期プラス成長となったのは3月(対前年同月比100.5%)のみでしたが、9月もプラス成長となりました。しかしプラス成長月2カ月に対しマイナス成長月8カ月と、全体的には苦戦が続いています。なお、9月の104.4%は今期最高の数字です。
一方で全社売上高は、プラス成長月7カ月に対しマイナス成長月3カ月で、プラス成長月がマイナス成長月を大きく上回っています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は昨年5月の1,887円を天井とする下落が続きましたが、12月25日に1,466円まで下落した後に反転。3月末に1,700円を回復した後に反落しましたが、6月以降は概ね1,600-1,700円付近の狭い値幅での取引が継続中です。
既存店売上高が不振であり、5カ月間のマイナス成長が続きましたが、9月は今期2度目のプラス成長となりました。10月以降もプラス成長を維持することができるのかが今後注目されます。
参考記事:2019年9月度 月次売上高前年比速報
LIMO編集部