京セラ、1兆5,814億円の政策保有株式。株価が水準を切り上げてもROEが4%台にとどまるのはなぜか KDDI株を中心とする巨額の政策保有と、自己資本比率71.9%が資本効率に及ぼしている作用 2026.09.19 14:40 公開 執筆者石津 大希 京セラ(6971)の株価は、昨秋から静かに水準を切り上げてきた。ファインセラミックスの会社が再評価された、と見るのが素直だろうか。ただ、この会社の貸借対照表を開くと、本業の話だけでは終わらない数字が出てくる。1兆円を超える規模の、他社の株式である。株価の動きと財務状況を合わせて見ていきたい。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。 この記事のポイント 政策保有株式の簿価合計は1兆5,814億円で、うちKDDI株が1兆5,309億円を占める 株価は2025年10月末の2,000円台前半から2026年7月末の3,600円台まで水準を切り上げた 2026年3月期のROEは4.3%で、電気機器の業種中央値7.7%を下回る 記事の続きを読む 1/2 出所:各種資料をもとに筆者作成 Check! 次のページでは、「京セラ」の貸借対照表の3分の1を株式が占めているという構造を取り上げます。政策保有株式1兆5,814億円の中身を見ていきます。自己資本比率71.9%という厚い財務と、その裏側にある低い資本効率をどう評価するか。株価が2,000円台前半から3,600円台へ動いた経緯とあわせて確認します。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 ソフトバンクグループ、2026年3月期通期は当期利益+334%。営業キャッシュフローはマイナス、株価の大きな振れの背景に何があるのか ソフトバンクグループの2026年3月期通期は当期利益が前期比+333.7%。一方で営業キャッシュフローは流出超に転じ、有利子負債は24兆円台へ膨らんだ。株価の大きな振れを資本配分から整理する。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #株価 #決算 #株式投資 #上場企業 #京セラ