年金は、あらかじめ指定した金融機関の口座に振り込まれます。

実はこの「年金受取口座」をどこにするかによって、ポイントが貯まったり、金利が優遇されたり、ATMの出金手数料が優遇されたりと、受けられる特典は金融機関ごとに違いがあります。

一方で、長年取引のある地元の銀行や、全国どこでも使いやすいゆうちょ銀行を選ぶ人も少なくありません。

選び方はさまざまですが、一度登録した年金受取口座は、あとから変更することもできます。

1. 年金受取口座、指定先によって受けられる特典はさまざま

年金受取口座に指定すると、その金融機関の通常の取引実績に加えて、年金の振込があること自体が優遇の条件に組み込まれている場合があります。

特典の中身は、手数料の優遇、金利の上乗せ、現金やポイントのプレゼントなど、金融機関によってさまざまです。

1.1 都市銀行やその他の銀行に見られる特典の例

たとえば三菱UFJ銀行の「スーパー普通預金(メインバンク プラス)」では、年金受取を含む取引状況に応じて、ATM利用手数料や他行宛の振込手数料が優遇される仕組みがあります。

また東京スター銀行では、公的年金の受取を条件に、スターワン円普通預金の金利が年0.9%(2026年9月1日現在)に優遇される制度があります。

1.2 地方銀行に見られる特典の例

地方銀行の中には、年金受取口座の指定そのものに現金プレゼントを用意しているところもあります。

たとえばあいち銀行では、公的年金の受取を新たに指定し、一定額の定期預金への預け入れなど所定の条件を満たすと、現金1万円がもらえる特典があります。

このほか、ATM手数料の優遇や、定期預金の金利上乗せを用意している金融機関もあります。

年金受取口座に指定した場合の特典の一例をまとめた表1/2

年金受取口座に指定した場合の特典の一例をまとめた表

LIMO編集部作成

こうした特典は商品内容や実施時期によって変わることがあるため、実際に利用する際は各金融機関の公式サイトで最新の条件を確認する必要があります。