3. 保育園に預けたことが、自分自身の「働き方」を見直すきっかけに

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「保育園」を通して見えてきた働き方とは

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ーーー実際にお子さんを預けて感じたメリット・デメリットを教えてください。

保育園に通い出して感じたメリットは、息子が周囲の大人と関わることが増え、私たち両親以外に「我が子を愛してくれる存在」が増えたことでしょうか。

私たち家族が住んでいるところは夫の仕事の都合で引っ越してきた土地で、実家は遠方にあり、近くに頼れる人や心を許せる人もいません。保育園に預けるまでは、我が子と関わる大人は私と夫のみでした。

それが保育園に通い出したことで心を許せる先生や、友達が何人もできました。週末に仲の良い友達と公園で会えば一緒に遊ぶようになり、息子がグングン成長していくのを感じました。

その後も仕事は続け、次男・三男を出産した後も0歳から保育園に預けています。

反対にデメリットに感じたことは、常に「子どもの成長を見逃しているのではないか」という罪悪感です。加えて、子どもが熱を出すこともしょっちゅうで、そのたびに会社に電話をかけて休ませてもらうストレスもありました。

デメリットがあることは仕方ないと思いつつも、0歳の我が子を「保育園に預けて働く」という選択をしたことをきっかけに、徐々に自分自身の将来を見つめ、働き方を見直すようになりました。

4. 保育園に預けたことで見えてきた、自分自身の働き方。

ーーー育児をしながら仕事をするうえで感じた苦労を、どのように乗り越えたのでしょうか?

三男が保育園に入園したタイミングで、「在宅で仕事ができるように働き方を整えたい!」と思うようになり、前職のスキルを活かして完全フルリモートの職場に転職しました。

家で働けるメリットは大きく、通勤時間が無いことで預ける時間を減らせて一緒に過ごすことができますし、子どもの体調不良時も勤務時間や仕事量の調整をすることで、無理なく家で過ごさせてあげることができています。

私だけでなく、子どもたちにも心の余裕が生まれたように感じました。

我が子を保育園に預けた出来事をきっかけに、自分自身の生き方や働き方を見直すことができたように思います。

子どもたち3人には、楽しく働く母の背中を見て成長してもらえたら嬉しいな。

ーーー貴重な体験談をお話しいただき、ありがとうございました!

5. 専業主婦世帯と共働き世帯、どちらが多い?

専業主婦世帯と共働き世帯について、実際のところはどちらが多いのでしょうか。

結論から言うと、現在は共働き世帯が圧倒的に多く、対象となる夫婦の約75%を占めています。

内閣府の「男女共同参画白書 令和6年版」をもとに、実態に即した割合を見てみましょう。単身世帯(一人暮らし)や高齢世帯などを含めた日本全体の総世帯数ではなく、比較の対象となる「妻が64歳以下の夫婦世帯(計1,610万世帯)」に絞って算出します。

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専業主婦世帯と共働き世帯の数

出所:男女共同参画局「男女共同参画白書 令和6年版 共働き世帯数と専業主婦世帯数の推移(妻が64歳以下の世帯)」

【2023年時点の世帯数と割合】

  • 共働き世帯:1,206万世帯(約74.9%)
  • 専業主婦世帯:404万世帯(約25.1%)

1985年時点では、専業主婦世帯が936万世帯、共働き世帯が718万世帯と、夫が働き妻が家庭を支えるスタイルが多数派でした。しかし、この約40年間で専業主婦世帯は半分以下に減少し、共働き世帯は約1.7倍に増加して割合が完全に逆転しています。社会情勢や世帯の在り方が大きく変わってきたことがわかります。

今後も物価上昇や円の価値の下落などにより、共働き世帯が主流の状況は続き、専業主婦世帯は少しずつ減っていくと考えられるでしょう。

6. まとめ:「幼稚園」「保育園」という選択の先にあるものとは

今回、LIMO編集部がSNSを通じて行ったアンケートでは、子どもの預け先は「幼稚園」「保育園」が50%ずつと同割合でした。

インタビューに回答いただいたママさんは、「保育園」を選択し、通園を通して周囲の愛情や子どもの成長を実感。病気時の対応などの葛藤を経て、在宅ワークへ働き方を見直しました。

共働き世帯が増える中、各家庭のライフスタイルも多様化しています。

「自分たちに合う働き方・預け先」を見つける方法の1つとして参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

 

三石 由佳