あっという間に朝夕が涼しくなり、秋の園芸シーズンを迎えました。
今から庭やベランダにお迎えできる植物の中でも、手間をかけずにたくさんの花を楽しめるおすすめ多年草を今回は紹介したいと思います。ローメンテナンスで、秋に植え付けるとモリモリと満開の花を咲かせてくれる品種です。
「ガーデニング初心者でも育てやすい、秋から花を楽しめる植物があったら……」とお探しの方も、チェックしてみてくださいね。
1. ガーデンマムとは
ガーデンマムをはじめとする「マム(洋菊)」の仲間は、一般的な日本の菊の改良種。日本の菊が西洋へ渡って品種改良され、再び日本へ戻ってきた花たちです。
そのため、日本の気候にも合っていますし、秋の満開は日本の菊以上かもしれません。
マムの仲間は、そんな秋に咲く菊をコンパクトに、そしてこんもり咲くように改良されています。鉢植えでも、鉢のサイズに合わせて咲いてくれるので、満開になると、その圧巻の姿に毎年驚いてしまいます。
日本の菊と同じで、日照時間が短くなると花が咲き始めますが、満開の時期は葉が見えないくらいに花で鉢がいっぱいに埋め尽くされますよ。夜間、外灯や家の明かりが当たる場所だと開花しにくくなることがあるので、置き場所には少し注意してくださいね。
そしてこれらのマムの仲間は、基本的に丈夫で日本の気候でも夏越し・冬越しができる多年草です。特にハクサンの「ガーデンマム」などは、−15度まで耐えられるほどの非常に強い耐寒性を持っていますよ。
2. 園芸初心者でも〈モリモリの満開〉に!成功体験ができるのも魅力
ガーデニング初心者の方でも、秋から晩秋にこんもりとドーム状の、まるで上級者が手掛けたような花を育てることができるのも魅力の「ガーデンマム」。
夏にたくさんの花を咲かせるペチュニアやカリブラコアは、春の植え付け時に摘芯して、何度も切り戻ししながら育てることで、鉢いっぱいに満開に花を咲かせる姿にたどり着きます。
しかし、その点ガーデンマムは、まさに別格。購入した苗をそのまま植えるだけ。今年の開花に向けては、摘芯も切り戻しも必要ありません。
植え付け後は、正しく水管理をすることで、驚くほどの満開の姿が簡単に楽しめますよ。しかも多年草ですので、植えっぱなしで毎年秋に咲かせることができます。
ただし、翌年もキレイに咲かせたい場合は、花が終わったあとに株元5cmほどまで切り戻しておくのがおすすめです。あわせて、翌年の春から初夏にかけて伸びてくる新芽の先を1〜2回摘む(摘芯する)ことで、再びきれいなドーム状に仕上がりますよ。
3. 個人的におすすめの「マム(洋菊)」品種はコレ!
購入したばかりのガーデンマムの若苗3/3
著者撮影
これからの季節、さまざまなキク科の園芸品種がホームセンターや園芸店に並びはじめますが、そのなかでも、私のイチオシは次の2つです。
- ガーデンマム(ハクサン)
- クリサンセマム アラモード(高松商事)
「ガーデンマム」はとても育てやすく、花の咲き方もバツグンです。もうひとつ、「クリサンセマム アラモード」という品種もおすすめ。高松商事の扱う植物をこれまでいろいろ育ててきましたが、どれも強健で魅力的ですよ。
4. まとめ
今回は、園芸初心者でも植えるだけでモリモリの満開を楽しめる「ガーデンマム」をメインに紹介しました。
9月後半から10月にかけてホームセンターや園芸店などに並ぶと思いますが、わが家の近所では、毎年あっという間に売り切れてしまう印象がある品種ですので、気になる方は早めにチェックするのがおすすめです。
5. 【mappysgarden】のひと言コメント
今年の開花には切り戻しなどの難しい手入れは不要で、植えるだけで見事なドーム状に満開になります。ただし、来年もキレイに咲かせたいなら、花後に株元5cmほどまで切り戻しておき、翌春に新芽を摘んで整えてあげるのがおすすめです。
丈夫な多年草ですので、秋の花に迷っている方、初心者の方も挑戦してみてくださいね。
※本記事の情報は執筆時点(2026年9月15日)のものです。
※開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境によって異なりますので、ご注意ください。
参考資料
mappysgarden
