2. 株主優待:保有株数に応じて750円相当〜3,500円相当の井村屋商品ギフト

井村屋グループの株主優待は年2回実施されており、上期は3月31日現在、下期は9月30日現在の株主が対象になります。

上期分は6月中旬頃、下期分は12月中旬頃に、それぞれ井村屋商品の詰め合わせが贈呈されます。

重要な注意点:同社の配当は年1回・3月末を基準日として実施されており、9月末を基準日とする配当(いわゆる中間配当)はありません。9月30日の権利確定で得られるのは株主優待のみで、配当金は受け取れない点にご注意ください。

保有株数:優待内容

  • 100株以上500株未満:オリジナルギフトB(750円相当の井村屋商品)
  • 500株以上1,500株未満:オリジナルギフトA(2,000円相当の井村屋商品)
  • 1,500株以上:オリジナルギフトA(2,000円相当)+セレクトギフト(1,500円相当、下記3種から1つ選択)

1,500株以上保有する株主は、オリジナルギフトAに加えて「井村屋おすすめ冷凍商品詰合せ」「福和蔵日本酒詰合せ」「季節の菓子ギフト」の3種類から1つを選べるセレクトギフト(1,500円相当)が上乗せされ、合計3,500円相当の贈呈となります。

2.1 権利確定日・権利付き最終日のスケジュール

下期の株主優待の基準日は9月30日、実際に株を購入すべき期限となる権利付き最終日は28日、その翌営業日である権利落ち日は29日となります。

2.2 配当について(年1回・3月末のみ)

配当は年1回、3月期末に実施されています。2026年3月期の実績は1株38円(前期36円)で、2022年3月期の26円から2026年3月期の38円まで5期連続の増配が続いています。

2027年3月期の配当予想は1株当たり38円です。

3. 井村屋グループ<2209>の株価バリュエーション:年初来レンジではやや安値寄りの水準

前営業日(11日)の終値2,353円に対し、14日は前日比+13円(+0.55%)高い2,366円で取引を終えました。

年初来高値2,633円(2月10日)からは約10.1%低い水準、年初来安値2,183円(6月3日)からは約8.4%上回る水準にあり、年初来のレンジ(2,183円〜2,633円)の中央値2,408円と比べるとやや下回る位置にあります。

同日終値ベースの指標は、PER(会社予想)12.62倍、PBR(実績)1.20倍、配当利回り(会社予想)1.61%、EPS(会社予想、2027年3月期)187.54円、BPS(実績)1,965.92円でした。

単元株数は100株のため、最低購入代金は23万6,600円となります。

井村屋グループの年間チャート1/1

井村屋グループの年間チャート

出所:LIMO&ファイナンス

4. 記者コメント

井村屋グループの2026年3月期決算は、売上高・各利益ともに過去最高を更新する内容でした。

「稼ぎ頭」を規模でみれば、連結売上高の9割超を占める流通事業(なかでも「あずきバー」を筆頭とする冷菓カテゴリー)がその実質的な柱ですが、利益率でみれば小規模な調味料事業の方が高収益という側面もあります。

一方、最新の2027年3月期第1四半期は営業利益が25.4%の減益となっており、通期の好決算がそのまま続くとは限らない点も押さえておきたいところです。

9月30日を基準日とする株主優待は、100株という比較的少ない投資単位から参加でき、身近な食品メーカーの詰め合わせが届く点が魅力ですが、配当はこの権利確定の対象外である点には注意が必要です。

【免責事項】

  • 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
  • 株主優待の内容や条件などは変更される可能性があるため、必ず公式サイトでご確認ください。

参考資料

高原 祥子