物価が高騰する中で迎えた2026年の夏休み。

給食が無くなり、ひとり親のご家庭の中には、いつもよりさらに生活が苦しくなる人も多かったのではないでしょうか。

かくいう筆者もひとり親。

長期休みに子供にたくさんの経験をさせたい親心もあり、仕事と、お金と、時間のやりくりに、頭をたくさん使った40余日でした。

そんな中、日本の子どもの貧困課題の解決に取り組むキッズドアが、2026年の夏に実施したのが「夏休み宅配食料支援クラウドファンディング」。

2026年6月15日から7月31日に実施したこのクラウドファンディングでは、最終的に支援総額1800万円を超え、3500世帯以上の子どもたちへ食料品が届けられるという結果となりました。

本記事では、自身も2児を育てるひとり親である筆者が、キッズドア「2026年度 夏休み宅配食料支援クラウドファンディング」の実施内容を紹介するとともに、経済的に厳しい状況にあるご家庭の受験生を対象とした「進学応援奨学金 2026 supported by 日本生命」の募集についてもお知らせします。

1. なぜ夏休みに支援が必要なのか?64%の小中学生は夏休みに食事が減る

今回の食料支援を受ける対象となっているのは、「キッズドアファミリーサポート」に登録されている、0歳から大学生までのお子さんと同居する、全国のすべての子育て家庭です。

2026年3月末時点で5000世帯を超える家庭が登録。そのうち母子世帯・実質ひとり親世帯が92.3%となっています。

登録世帯にアンケートを取った結果(1449件回答)、給食のない夏休みは、小中学生のいるご家庭では、給食がなくなることで、64%が「1回の食事の量が減る」61%が「肉や魚を食べられない日が増える」と答えています。

栄養もカロリーも計算された給食がなくなる夏休みが、育ち盛りの子供の食事内容に良くない影響を及ぼすことは、とても由々しき課題です。

そんな課題を解決しようと、2026年6月15日から7月31日にキッズドアが実施した「夏休み宅配食料支援クラウドファンディング」では、総支援者数996人から、支援総額1803万7000円が集まったそうです。

その結果、ファミリーサポートに登録している3500世帯に向けて、約8000円相当の食品や日用品(お米5kg、レトルトカレー、パスタ、パスタソース、お菓子など20点以上)と、寄贈された商品が届けられました。

支援の申し込みに間に合わなかった162世帯にも、5キロのお米を送付できたそうです。

2. 「地震の5日後に届いて助かった」「子供だけで簡単に作れる食品が多くて親の負担も楽に」喜びの声が続々

支援を受けた家庭から、喜びの声もたくさん届いています。

筆者個人的に特に心に残ったのは、「働きながら子供に3食用意すること」の困難が和らいだという声です。

子供だけで調理できるパスタやレトルト食品が多く入っていたことで、親の負担も減ったという感想に、同じ働く親として、自分もそのありがたみが非常によく理解できました。

また、2026年7月28日に起きた2026年熊本地震の被災者の家庭の声も印象的でした。

被災して物資が滞り、必要なものを入手することも困難な中、この支援を受け取って思わず涙がこぼれたというメッセージに、被災し支援を必要としている家庭の保護者のかたが、被災してから支援を受け取るまで、どんな気持ちで日々を過ごしていたかを想像すると、胸がギュッとなりました。

実際に支援を受け取ったときのお写真を拝見しても、子供たちの喜んだ表情がうかがえます。

改めて、この取り組みが家庭に、子供たちに、たくさんの笑顔を生んでいることがわかりますね。

ひとり親が約9割をしめる今回の支援対象家庭。筆者も、これらの支援がどれほど心の支えになるかがリアルに想像できます。

物質的な支援だけでなく、「ひとりじゃない」と思えることこそが、大きな支えになる、これはひとり親として痛感します。そして、どうしても1人で抱えがちな困難を、誰かが見ていて、そして救いの手を差し伸べてくれることのありがたさ...。

あらためて、温かい支援に感謝の思いが溢れます。

しかし物価高が長期化する中で、困窮家庭が直面する生活課題は依然として深刻です。

子どもたちの健やかな成長と笑顔を守るためには、一時的な救済に留まらず、社会全体で継続的に支えていく視点が今まさに求められているのではないでしょうか。

 

続いて、キッズドアが日本生命保険相互会社の支援を受け、9月23日(締切間近!)まで募集している「返済不要の奨学金」についてご紹介します。