普段子どもと向き合っている時間の多いママだからこそ、子どものわがままなところや厄介だなと思う部分に目が行ってしまうもの。しかし、そんな思考回路はママをイライラのスパイラルに陥れてしまう要因となってしまいます。見ず知らずの人からかけられた言葉で、子どものいいところや自分の育児が間違っていなかったということに気づかされることも。こんな言葉に触れ合えるママたちが増えれば、穏やかに育児できる人が増えるのかもしれません。

「どれだけ言ってもダラダラして準備を始めないお兄ちゃんと、自分でやりたい盛りの下の子を連れて外出したときのこと。家を出てしばらくした頃、中年の夫婦とすれ違いました。その夫婦に向けて、お兄ちゃんが突然大きな声で『こんにちは!』と言い、下の子もお兄ちゃんの姿を見て頭をペコリと下げたのです。驚いたのと恥ずかしさで『すいません』と思わず口にしてしまったのですが、その夫婦から『お母さん、じょうずに子育てしてるねー!子どもたちもえらい!』という言葉が。私の子育ては間違ってないと認めてもらえたような気がして、心がポカポカとしました。」(30歳2児のママ)

子どもって、突然見知らぬ人にあいさつをしたり手を振ったりしますよね。そんな行動に、驚いてしまうママも多いことでしょう。子どもがとった正しい行動に対して、子どもを褒めるだけでなくママの子育てについても褒めてもらえるような言葉は、何よりうれしいプレゼント。見知らぬ人から言ってもらえることが、ママの自信につながります。

育児って意外とまわりに助けてもらえる機会が多い

家の中にこもって育児をしていると、どうしても孤独感が強くなってしまうものです。“子どもとずっと一緒でしんどいな”と感じたときには、ぜひ積極的に外へ出てみてください。

小さな子どもは、ママが一生懸命頑張っている姿の映し鏡。子どもの姿を見て見知らぬ人が、励ましの言葉をかけてくれる機会も意外とあります。“一人じゃない”と思える時間を増やして、ママの笑顔をたくさん子どもに届けてあげましょう。

川西 まあさ