Suicaの次のイメージキャラクターを決める一般投票が始まりました。
東日本旅客鉄道株式会社が公開した候補は、リス、うさぎ、オレンジ色のキャラクターとモグラの組み合わせの3案。
JR東日本グループの社員から集めた「新キャラクターに期待すること」などを踏まえ、選考委員会が推薦した若手クリエイターが原案を制作し、最終的に3案へ絞り込まれました。
投票は2026年9月23日23時59分まで。年齢、性別、職業、国籍を問わず参加でき、1人1票で投票します。最多得票のキャラクターは11月18日に発表され、その後、愛称を一般公募。2027年4月1日から新キャラクターとして活動する予定です。
一方、2001年から25年間にわたってSuicaの顔を務めてきた「Suicaのペンギン」は、2027年3月31日に卒業します。
こうした「みんなが関わって決まったキャラクター」は、これまでにも登場してきましたが、選ばれたキャラクターたちは現在、どのような存在になっているのでしょうか。
1. 東京2020「ミライトワ」「ソメイティ」は大会後もレガシーを発信
まずは、全国の小学生が選んだ東京2020大会のマスコットです。
東京2020では一般公募で集まったデザインを審査し、最終候補3案を選出。その後、全国の小学校などによる投票でデザインを決定しました。
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出所:東京都
参加したのは1万6769校、20万5755学級。オリンピックのマスコットには「ミライトワ」、パラリンピックには「ソメイティ」が選ばれました。
大会終了後も2体は完全に姿を消したわけではありません。東京2020大会のレガシーを伝えるイベントなどに登場し、大会を振り返る役割を担っています。
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出所:東京都
ただし、大会という明確な活動期間が終わったことで、開催前や大会期間中と比べれば露出は限定的です。
期間限定イベントのキャラクターにとっては、終了後の役割をどう作るかが一つの課題になります。
2. 金融庁「つみたてワニーサ」は現在も資産形成をPR
投票後も継続的に使われている例が、金融庁の「つみたてワニーサ」です。
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出所:金融庁
2018年、金融庁とNISA推進・連絡協議会がつみたてNISAの広報キャラクターを公募。343作品から最終候補3作品を選び、一般投票で決定しました。
選ばれた「つみたてワニーサ」は、現在も金融庁のNISA特設サイトに登場しています。
金融庁は同キャラクターを、NISAでのつみたて投資と資産形成を応援する公式キャラクターと位置付けています。
東京2020のような「大会の顔」と異なり、NISAという制度そのものの普及啓発を担っているため、制度が続く限りキャラクターの役割も残ります。
投票から8年が経過しても活動が続いているのは、キャラクターに継続的なテーマが与えられているからでしょう。
3. ヤン坊マー坊は「9代目」を一般投票で決定
長寿キャラクターを一般投票で刷新した例もあります。
ヤンマーグループの「ヤン坊マー坊」は1959年に登場。時代に合わせてデザインを変えながら、長く企業の顔を務めてきました。
2023年には9代目のデザイン候補3案を対象にグローバル投票を実施。7万6568票が集まり、最多得票のデザインが9代目に決まりました。
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出所:金融庁
現在のヤン坊マー坊は、ヤンマーが掲げる未来への挑戦を伝えるキャラクターとして活動しています。
このあたりはSuicaの新キャラと目的が共通しており、長年親しまれてきたキャラクターをそのまま固定するのではなく、時代の変化に合わせて「次の顔」を考えています。