6. トレンドウォッチャーのひとこと

大蔵 大輔

「月見バーガー」は秋の定番としてすっかり定着しましたが、2026年の商品ラインアップを見ると、月見という言葉がバーガー以外の商品にも広く使われています。

今回のセブン‐イレブンの「お月見メンチカツ」も、その一例です。メンチカツそのものは珍しい商品ではありませんが、卵黄風ソースを中に入れ、「お月見」という名前を付けることで秋限定の商品として展開しています。

こうした展開が可能なのは、「月見」が特定の料理を指すだけでなく、卵、黄色、丸い形、とろりとした食感など、さまざまな商品に置き換えられるモチーフだからでしょう。

外食チェーンにとっては既存商品の新作展開に、コンビニにとっては日常的な惣菜やスイーツの季節商品化に使いやすいテーマです。

今年は9月25日が中秋の名月。各社の商品を見比べながら、「次はこれを月に見立てたか」と探してみるのも、月見商戦の楽しみ方の一つといえそうです。

参考資料

大蔵 大輔